―まだ東京で消耗してるの?
2014年、あるブログからこんな問いが投げかけられた。
そして6年経った今、同じように聞かれたら人々はどう反応するだろうか?
オンラインが当たり前になった生活を考えれば、狭い部屋に家賃を払い続ける理由はない。
しかしここに、それでも東京にこだわる一人の女がいる。名前は莉々。
◆これまでのあらすじ
憧れの職場で、仕事に奮起していた莉々。しかし、友人らがフリーランスとして有名になったことを知り、キャリアに思い悩む。そんな中、旧友・花織から飲み会の誘いが…。
▶前回:「彼氏ではない、魅力的な男性につい…」恋人を捨てた26歳女の誤算とは
―また【ご報告】か…。
仕事終わり。
シャワーを浴びる気力もなくてスマホをいじっていると、1件のメッセージが届いた。だがその内容を読んで、思わずスマホを伏せる。
『私ごとではございますが、この度、かねてよりお付き合いさせて頂いておりました…』
26歳を迎えた頃......
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この記事へのコメント
みたいな連載をして下さい
興味あります