23区のオンナたち Vol.2

「もしかして、監視されている…?」年収1,300万の夫を持つ“勝どきタワマン妻”の憂鬱とは

住んでいる街によって、人生は変わり、また人も変わる。

2020年、東京の街は大きく変貌した。

店は閉まり、代わりにフードデリバリーの自転車を頻繁に見かけるようになった。また時差通勤やテレワークが導入され、ラッシュ時の人は減った。

では、東京に住む女の人生は、どう変わったのだろうか? エリア別に、その実態に迫る。

今回は中央区・勝どきに住む、英理奈(35)の話。

▶前回:年収560万、麻布十番在住。貯金残高が100万を切って直面した、リアルな危機


コンクリートジャングルに疲れた勝どきタワマン妻・英理奈 (35歳)


「はぁ…」

娘の葵を月島第二児童公園で遊ばせながら、思わずため息が出てしまった。

昨夜の夫・徹平との喧嘩を思い出してしまったのだ。

気分を変えたくて空を見上げる。だが勝どきはタワマンばかりのため、その空は四角くて狭い。

「なんでこんなに、狭くて息苦しいんだろう。最初は、嬉しかったのになぁ…」

勝どきに引っ越してきて、早4年。夫の職場にも通いやすく、また子育てもしやすいという理由で、結婚してすぐに家を買った。

重厚感溢れるエントランスに、常駐のコンシェルジュ、住居者専用のスカイラウンジ、19階の我が家から見えるレインボーブリッジ…。すべてに心が踊り、眺めの良い部屋が大好きだった。

けれどもステイホームをキッカケに、価値観が大きく変化した。

2LDK、65平米で約8,200万強。

これまで夫が夜と休日しかいなかったのであまり感じなかったけれど、ずっと家にいるようになって気がついた。

家族3人だと、少々狭い。

でも夫の年収は約1,300万。これが、我が家の精一杯だった。

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