2020.07.12
東京バディ Vol.4夫婦や恋人でもなく、家族のような血のつながりもない。それでも人が生きていく中で求めるもの—。それは「友情」だ。
「たった一人の親友(バディ)がいれば、他には友達なんていらない」。
そう豪語する男がいた。
互いを信じ合い、揺るぐことのない二人の友情。だが、彼らが好きになったのは、同じ女性だった…。
◆これまでのあらすじ
「僕」こと小暮喜八は、就職活動で知り合った親友・片桐とは10年来の親友で、二人はひそかに舞に想いを寄せていた。
舞が結婚すると知った小暮は「片桐こそ舞とお似合いだ」と一肌脱ぐことを決意するが、その作戦はうまくいかなくて…。
「どうしようかぁ…」
舞と三人のディナーの解散後、片桐と二人で立ち寄った麻布十番の『月光浴』のカウンターで僕はため息まじりに弱音を吐いた。
「どうしようって、何が?」
片桐は首をかしげる。そりゃそうだ。こいつは、僕の胸の内に秘められた切なる願いを知らない。
―......
読むことができます
【東京バディ】の記事一覧
2020.08.30
Vol.12
親友の結婚相手は、自分の元恋人…。結婚式の友人代表スピーチで、一同が唖然とした理由
2020.08.29
Vol.11
恋か友情か…。男女の奇妙な三角関係の行く末は?「東京バディ」全話総集編
2020.08.23
Vol.10
男が眠っている間に、メモ帳を見てしまい…。そこで女が知った、彼の衝撃的な計画とは
2020.08.16
Vol.9
「こういう気持ち悪い関係、もう終わりにしたい」10年来の男友達から、突き放された瞬間
2020.08.09
Vol.8
友達だった2人が“男と女”のデートをしたら…。男が「やっぱり彼女とは無理」と思った理由
2020.08.02
Vol.7
「婚約中の男に、何度も試されて…」女が彼とは結婚できないと悟った、本当の理由とは
2020.07.26
Vol.6
「あの夜、そんなことが…」皆で食事していた最中、男と女が水面下でしていたコト
2020.07.19
Vol.5
「酔ったはずみで、彼女を・・・?」結婚前の女が、他の男の家で朝をむかえたワケ
2020.06.28
Vol.2
「コレってもしかして…」男友達のマンションで発見した1冊の本に、衝撃を受けた理由
2020.06.21
Vol.1
東京バディ:互いを「親友」と呼び合う2人の商社マン。だが好きになったのは同じ女だった…
おすすめ記事
2020.07.05
東京バディ Vol.3
「私が結婚する男って、実は…」美女が明かす婚約者の素性に、男たちが凍りついた理由
- 関西
2018.03.07
神戸嬢戦争
神戸嬢戦争:“神戸嬢”は、もはや死語?関西読者モデル戦国期を生き抜いた女たちの末路
2019.03.23
略奪愛
「離婚してもいい。その代わり…」略奪愛をついに認めた妻が、最後に出した交換条件とは
2017.01.18
結婚できない女
結婚できない女:24時からの誘いに乗る女は、“立ち食いラーメン”の価値しかない
2018.10.13
黒塗りの扉
すでに罠に堕ちているのは、夫か妻か…。ジリジリと追いかけてくる、規則正しい革靴の音
2023.03.08
未解決恋愛事件
プロポーズの直前に、いきなり音信不通になった彼女。5年後、まさかの再会を果たした結果…
2019.09.03
夫の反乱
夫の反乱:「夫が、私の誘いを断るなんて…」。溺愛されていた美人妻が、結婚3年目で感じ取った異変
2020.05.17
スパイシー・デイズ
スパイシー・デイズ:「30歳になってフリーだったら結婚しよう」男女が交わした約束の結末
2023.08.20
男と女の答えあわせ【A】
都内有名私学出身で、大手勤務の男性。条件は最高なのに40歳を過ぎても独身のワケとは
2022.12.31
婚活は、ゴルフ場で
「このあと家来る?」付き合う前に彼の家に誘われ、ついていったら…
この記事へのコメント