「たった一人の親友(バディ)がいれば、他には友達なんていらない」。
そう豪語する男がいた。
互いを信じ合い、揺るぐことのない二人の友情。だが、彼らが好きになったのは、同じ女性だった…。
◆これまでのあらすじ
小暮と片桐は、10年来の親友だ。二人は同じ女性に想いを寄せていた。
舞が結婚すると知ってショックを受ける小暮だが、ある日婚約解消することになったと聞く。一体何があったのか?
そしてその頃、片桐も動き出していた。
▶前回:「あの夜、そんなことが…」皆で食事していた最中、男と女が水面下でしていたコト
片桐功介:「今夜どうしても、彼女に伝えたいことがある」。
「片桐君、どうしたの、急に?」
神宮前。黄色い外壁のペルーレストラン『ベポカ』。
店内の階段を足早にあがってきた舞は、ソファ席を空けて待っていた俺を見るなり、そう言った。
「まあ、座れよ」
「急に、ふたりでゴハンがしたい、なんてLINEが来たから驚いた」
......
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この記事へのコメント
頼まれもしないのに誰かと誰かを付き合わせようとするなんて滑稽だし、傲慢。
そして、笠原の覚悟が足りなかったとか急に言われても、読者としてはついていけないというか‥‥「え?そうだったの?」ていう感じ。
マイに仕事変えてもらうとかすればいいじゃん