小宮山雄飛の本能のひと皿 Vol.7

日本人率5%、ここは中国か!?新大久保のディープな麻辣湯の店が気になる!

アジアンフードの聖地ともいえる新大久保に、多くの中国人たちが、こぞって通う麻辣湯の店がある。

グルメ通ミュージシャン・小宮山雄飛さんにとっても、2019年で一番印象的な一軒だというが、なんと、ほぼ日本語が通じない……謎に包まれた店にいざ、潜入!

春雨麺+5品 ¥828


独特の香りと、後引く辛さ思わず虜になるヘルシー麺
『張亮麻辣湯』の「春雨麺+5品」

アジア各国のレストランで賑わうディープな街、新大久保。ひときわ異彩を放った、謎に包まれた店があると、雄飛さんが教えてくれた。

案内されたのは、店名の読み方すらままならない一軒。看板もメニューも、飛び交う言葉もほぼ中国語。90%以上が中国人客というから、もうここは中国だ。

2008年に中国で創業し、全土でチェーン展開する上場企業。中国では誰もが知るソウルフード的な麻辣湯の店だ。創業者の張 亮さんは、なんと35歳という若さ。日本には2017年に上陸を果たし、新大久保の2店舗をはじめ全10店舗を展開。本場そのままの味が楽しめる


「名古屋で店を見つけ好奇心で入ってみたのですが、頼み方も分からない、言葉も通じない、当時はHPもないしで途方に暮れて(笑)。日本にいながら、ここまで異国情緒を体感するお店ってなかなか無い!

この本場感溢れる点も気に入った理由のひとつです。東京にあると知って週4で通うほどハマりました」。

聞けば、中国ではものすごい店舗数で、日本でいう“吉野家”的立ち位置だとか。

新鮮な野菜や肉類など約80種類もの具材から好きなものを3種以上、好きな分だけ選んで入れ、店員に渡す

具材は1種¥99、ベースのスープは¥333。基本スープは辛さ控えめなので、辛みや痺れ、胡麻油など約10種ある調味料を、後で自由に調合するシステム

具材を選んで渡し、春雨麺(さつまいも)、玉米麺(ラーメンに近いトウモロコシ麺)、寛粉麺(太い春雨)、牛筋麺(太パスタのような弾力のある小麦麺)の4種から選びオーダーする。

現地のセントラルキッチンで作られる麻辣スープには、約40種類もの漢方を配合。これに、5時間煮込んだ牛げん骨ガラスープを加える

このスープで、麺と具材をサッと1分半茹でれば完成。隠し味に粉ミルクと山椒を使用し、独特なまろやかさと風味に仕上げる

「具材も、辛さ調整も好きに選べるから味は何百通りにもなる。飽きるわけがないですよね。漢方入り麻辣スープで胃腸も整い、春雨麺ならヘルシーで罪悪感なし」。


中国のソウルフードに日本人が列をなす日も近そうだ。

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※本記事に掲載されている価格は、原則として消費税抜きの表示であり、記事配信時点でのものです。

この記事へのコメント

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No Name
麻辣湯大好き❤
2019/12/28 10:252

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