日常を豊かにする店 Vol.3

2019年一番贔屓にされた『蕎麦 おさめ』は六本木から徒歩圏内で深夜まで営業と使い勝手抜群!

予約の取れないハイエンドなレストランばかりを追うことに疲れたという声もちらほら聞こえた2019年。

その声に反応するかのように、今年はリーズナブルな良店が増えてきた。

価格とクオリティを両立したレストランに通えば日常がより豊かになっていくはずだ!


飲み足りない夜もひとりの残業後も、
六本木で香り高い蕎麦を出す店が
夜遅くまで温かく迎え入れてくれる

『蕎麦おさめ』

いま、最も実力のある蕎麦屋といえば、『蕎麦おさめ』だろう。昨年11月にオープンし、蕎麦好きを集めているが、その一方で〝酒場〞としても重宝されている。

六本木ヒルズから徒歩5分で港区の中心という立地も使い勝手がよく、LO23時なので2軒目としても好都合。

旨い日本酒と旬の肴があり、もちろん〆の蕎麦が抜群に美味しいのだから、一度知ったら通わざるを得ない。友人と話し足りない夜にも、仕事終わりに一人でさくっと蕎麦で1杯飲むにも、このうえなし。

長崎の対馬をメインに、全国各地から10種類の蕎麦を使用。繊細な蕎麦の口あたりに加え、江戸前のソーダガツオと鯖節のブレンドによるつゆも一流。¥1,200


店主は31歳と若いが、香り高くきれいな蕎麦を打つ生粋の職人だ。シンプルな料理ほど作る人によって差が出るが、水と粉だけで作る蕎麦はその最たるもの。

蕎麦の実を店で挽き、蕎麦打ち部屋の湿度を一定にするなどこだわりも凄いが、何よりも人柄がいい。そういう人が作った蕎麦を食べて終電に向かうとき、自然と穏やかな気分になる。


一品料理をつまみながら日本酒を飲み、蕎麦で〆るのが多くの常連の流れ。

脂ののった身欠きニシンを5日間かけて炊いたひと品。醤油と砂糖、酒というシンプルな味付けで、少し甘めなのが魚の脂とよく合う。無論、酒は進む!¥1,300。


食べるとジュワッと出汁がしみ出るだし巻き玉子。夜遅くの胃にも優しい、上品なカツオ出汁にほっとする。¥800。

西麻布交差点から六本木に向かう道の途中という好立地。会社帰りに、飲みの〆に、ふらりと寄りやすい。こんな行きつけを持っておくのも大人の嗜み


年末の飲み会の締めくくりとしては理想の心もちではないだろうか。そして、また通いたくなるのが『蕎麦おさめ』の魅力だ。

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