日常を豊かにする店 Vol.1

恵比寿の坂を上がればサムゲタンの人気店に辿り着く。大阪仕込みのオムニの味に癒される

予約の取れないハイエンドなレストランばかりを追うことに疲れたという声もちらほら聞こえた2019年。

その声に反応するかのように、今年はリーズナブルな良店が増えてきた。

価格とクオリティを両立したレストランに通えば日常がより豊かになっていくはず。

大家族の食卓のように大きなテーブルもある『韓国食堂 入ル 坂上ル』の店内。8人まで入れる個室もあり。スタッフが着るユニフォームの背中には虎の刺繍が入っており、その上には「サムゲタンを世界へ!」とハングル文字で記されている


40年間愛され続けたサムゲタンの湯気の中で
寛ぎのひと時を過ごす

『韓国食堂 入ル 坂上ル』

寒い冬の夜、出汁がしっかりとられた温かなスープほど身体に染みるものはない。さらにスープ以外の一品料理も際立ったものであれば、仕事終わりの仲間との食事にいうことなし。

そんな欲求に完全に応えてくれるのが、今年初め、恵比寿にオープンした『韓国食堂 入ル 坂上ル』だ。

韓国から取り寄せた高麗人参や、なつめ、にんにく、葱が入ったスープは滋養を感じる味わい。丸鶏の中にはもち米がたっぷり入り、崩してよく混ぜてからいただく。1人前¥1,600(2人前~)


元は大阪のコリアンタウンで韓国出身の女将が始めた店。名物であるサムゲタンの優しく滋味深い味に魅了された人は数知れず。

約40年変わらぬレシピは息子さんに継承され、このほど初めての東京進出となった。


国産の活ワタリガニにこだわったケジャンは数量限定の人気メニュー。

内側には濃厚な内子がたっぷり入り、ごはんと混ぜて海苔で巻いて食べればその味に悶える。¥7,000コースより。


和牛のプルコギは秘伝の自家製味噌を添えてサンチュで巻いて食べれば、和牛のコクと辛さ、甘さが相まって、手がとまらない美味しさ。小¥1,200、大¥1,500。

右は限られた飲食店でのみ飲むことができる国産の「虎マッコリ」(グラス¥800)。左は自然発生した炭酸が入った手作りマッコリ、「ボクンドガ ソンマッコリ」(グラス¥1,000)。酸味が強く清涼感もある


サムゲタンだけではなく、ナムル、ケジャン、プルコギといった王道メニューも見逃せない。中でも、ナムルの味は格別。素材の味を活かした繊細な仕上がりになっている。

恵比寿駅西口から徒歩3分

何を食べても美味しい!と言わしめる注目の韓国食堂は恵比寿駅前の坂を上りきった場所にある。

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