2019.12.16
妥協婚 Vol.12一生に一度であるはずの、結婚。
できれば妥協はしたくない。
だが経験者たちは口を揃えて、「どこか妥協した方が良い」と言うものだ。
幸せな結婚生活を送っているように見える夫婦たちも、少なからず何かを諦め結婚を決めたのだろうか?
本連載では、その核心に迫る―。
「妥協婚」一挙に全話おさらい!
第1話:結婚相手に“顔”は求める?28歳女が、結婚するために諦めた1つの条件とは
「私、無類のイケメン好きなんです」
開口一番にそう教えてくれた麻衣子さん。彼女は元々、丸の内にある歯科医院に勤めていたが、結婚・出産を機に一度退職。最近になってまた仕事復帰したそうだが、そんな彼女が、過去に男性を選ぶ基準はとにかく“顔”だったと言う。
「だって一緒にいるなら、見ていて“好きだな♡”って思えるような、見栄えの良い方が絶対にいいじゃないですか。何よりも子供が生まれた時のことを考えると、やっぱり顔が良い方がいいなって」
だがご主人・久志さんの写真を見せてもらうと、思わず言葉に詰まってしまった。
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第2話:「結婚してから、ずっと悶々としています・・・」32歳の妻が、夫に絶対言えない不満とは
現在勝どきのタワーマンションに、愛犬のチワワと共に、ご主人と一緒に暮らしているという朋美さん。
待ち合わせ場所に現れた彼女は、Aラインのスカートに半袖のニットという清楚なファッションに、腕元と首元には『ヴァン クリーフ&アーペル』のアクセサリーがきらりと光っていた。“品の良いお嬢様”、という雰囲気である。
しかし話を聞いていくうちに、彼女はある点を妥協して結婚したことについて、深く後悔しているという。
「実は結婚以来、ずっと悶々としているんです。私、結婚相手に求める条件が、“年収1,000万以上”だったのですが……」
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第3話:月極を「げっきょく」と読む妻に驚愕・・・。男が結婚を後悔した、妻との“教育格差”とは
奥様である有香さんとは、結婚してもうすぐ6年。敬太さんが惚れ込んで結婚したそうだが、写真を見せてもらうと美人で、とても可愛らしい方だった。
「子供にも恵まれ、幸せな家庭を築いています。けれど、子供が生まれたことによってあることが気になり始めて・・・」
結婚に反対された時、ご両親が最も懸念していたのは、奥様の学歴だったという。だが有香さんのことが好きだった敬太さんは、ご両親を説得して結婚。
だが皮肉なことに、その見て見ぬフリをしていたことがいま、夫婦に大きな影を落としているという。
第3話の続きはこちら
第4話:「夫に触れられたの、いつだっけ・・・?」朝まで帰ってこない男を待つ、妻の悲鳴
ご主人の和人さんは外資系の弁護士事務所勤めの超エリート。現在の年収は2,500万ほどだというが、優秀な和人さんは将来事務所のパートナーになれる可能性が濃厚で、そうなると年収は4,000万以上へと跳ね上がる。
赤坂のタワーマンションに住み、夫婦の愛車はベンツのSクラス。毎晩豪勢なディナーとまではいかないものの、年に2回は海外旅行へ行き、ある程度の物は買え、ストレスフリーな生活ができる年収2,500万の生活。
しかし、今の麻里子さんにはどうしても我慢できないことがある。
「夫の愛情を、感じられないんです・・・」
第4話の続きはこちら
第5話:「女は、若い方がいい」そう信じていた男が、結婚相手に37歳の女を選んだ納得の理由とは
瑛士さんが20代の頃は、働き方改革なんて一切関係ない時代。仕事は激務だったが、深夜まで働いた後、そこから会社の同僚たちとクラブへ行き、週末はデートをしたり食事会へ参加。不眠不休で働きながらも、しっかり遊んでいたそうだ。
「当時は、モデルさんやタレントの卵とかも周りにたくさんいて。女性関係で悩んだことは皆無でしたね」
そう豪語する瑛士さんは、昨年遂に“結婚”という決断を下した。お相手の真由子さんは38歳と、瑛士さんの年齢に近い。
「同年代の女性と結婚するというのは、自分でも意外な決断でした。でも彼女を選んだのには、理由があるんです」
第5話の続きはこちら
第6話:愛する男の背後から、消えない“もう1人の女”の影。妻となるために、女が下した最終審判とは
最近では全く珍くもない“バツイチ”の再婚。今や結婚した夫婦の3組に1組は離婚すると言われており、”40代以上だったら、未婚より1回は結婚を経験している人の方がよい“なんていう女性もたまにいる。
しかしその一方で、美奈子さんのよう過去の経歴を気にする人が多いのも事実だ。
「ちょっと言いづらいのですが、やはり一度結婚生活を失敗している以上、同じことを繰り返さないか心配で…あとは、親の反対が想像以上に大きかったんです」
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第7話:「最初のうちは、良かったんです・・・」幸せだった結婚生活が、夫の譲らぬ“ある条件”で崩壊した女
「今の一番の楽しみは娘の成長を見守ること。私の会社は女性が多いこともあり、育児休暇にも寛容で。しっかり休ませていただいてから復帰したのですが、変わらずバリバリ働けて、とても充実しています」
一見幸せな家庭もキャリアも両方手に入れ、何の不満もなく幸せそうに見える春子さん。
しかしそんな春子さんには、今どうしても耐えられないことがあるという。春子さんは現在、ご主人の両親と同居しているのだ。
「私の出身が北海道ということもあり、“近くにどちらかの親がいた方がいいよ”と周囲から言われていました。実際、子供が急に熱を出した時などは姑に助けてもらってはいるのですが・・・」
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第8話:「夫から触られると、ゾッとする 」。人としては好きでも、男として夫を見られない妻の懺悔
スラッと細身で身長も高く、鼻筋の通った千尋さんの横顔は美しい。そして休日にも関わらず、上品なオフホワイトのワンピースを綺麗に着こなしており、彼女からは女性らしさが溢れ出ている。
しかしそんな千尋さんにも、人には言えない悩みがある。
「元々夫の真弘とは“恋焦がれるほどの大恋愛”で付き合ったわけではないんです。お互いの年齢的なこともあり、ちょうど良いタイミングだったから結婚したことも大きかったのですが」
年上ということもあり、包容力もあって何でも話し合える真弘さんは、人としてはとても好きだそうだ。「でも」と彼女は恐る恐ると言った様子で、本音をこぼした。
第8話の続きはこちら
第9話:「別に好きじゃないけど、結婚しました」妥協して夫を選んでも、幸せを掴んだ34歳女
1番好きな人と結婚したい。だが一方で、こんな話もよく聞くのではないだろうか?
『2番目に好きな人と結婚した方が、幸せになれる』。果たしてどちらが幸せなのだろうか?
そんな難しい問いに対する答えを導いてくれそうなのが、今回話を聞かせてくれた美沙さんだ。
「正直に申しますと、結婚を決意した時に、今の夫である直人のことが100%好きだったわけではありません。彼より他の男性のことが好きで」
第9話の続きはこちら
第10話:「夫が帰るまで、誰とも話さない日も…」開業医のセレブ妻が語る、贅沢三昧な日々の裏側
現在、埼玉県在住の理子さん。ご主人の実家が埼玉で病院を経営しているため、結婚を機に引っ越したそうだ。理子さん自身は専業主婦。お料理教室に通ったりゴルフへ行ったりと悠々自適の生活で、羨ましい限りである。
「一見楽しそうに見えますよね…夫は、案外大きな病院の後継でもありまして。現在の院長夫人であるお義母さんから色々と教わる日々です。でもそれ以外は好きなことをして、楽しく過ごさせてもらっています」
実は結婚前は、IT関係の会社で営業をしていたという。
「こう見えて、結構成績が良かったんですよ」
第10話の続きはこちら
第11話:「彼とは、出会って6ヶ月は中途半端な関係でしたが…」女がその後、幸せな結婚をできた秘訣
「実は結婚前から悩んでいたことがあったんです…」
今回話を伺った加奈さんは、長い手足が印象的な美人。現在は飲食店などの内装を手掛ける大手デザイン会社に勤務し、仕事も家庭も順調なようだ。
一方、ご主人の潤さんは、アメリカのボストンに生まれ育った。その語学力と頭脳を活かして、現在は外資系投資銀行に勤務している。
しかも潤さんは高身長のイケメン。美男美女で才能溢れる2人は、非常にお似合いである。だが意外にも、加奈さんは悩んだ末の結婚だったそうだ。
第11話の続きはこちら
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