勝ち組の遠吠え Vol.6

「劣等感でつらい…」キラキラ女子が集まる、渋谷の企業に就職した女の本音

今とは違う“何者か”になりたい。

ここ東京では、そんな風に強く願い行動した者のみが掴める、成功や幸せがある。

しかし、ご存じだろうか。

彼らは、その影で、ジレンマに苛まれ様々なコンプレックスと戦っていることを…。

これまで、準ミス慶應と婚約中の男整形して青学のゴルフサークルに入った女、好条件にも関わらず婚活に苦戦する男などを紹介した。さて今回は?


Vol.6:学歴マウンティングの土俵にもあがれない女


名前:礼香(仮名)
年齢:26歳
職業:大手ベンチャー企業勤務


平日20時過ぎ。予定より15分遅れで、礼香は『Lounge 1908』にやってきた。ノートパソコンが入った大き目のトートバッグを片手に持ち、セルジオロッシのパンプスに黒のパンツ、細身のジャケットを綺麗に着こなしていた。

「遅れちゃって本当ごめんなさい、どうしても仕事が終わらなくて」

そう言って必要以上に深々と頭を下げた彼女。ふんわりとしたヘアは艶々で、やや厚ぼったい唇には品の良いピンクの口紅が引かれている。おしゃれなキャリアウーマンという雰囲気を醸し出しているが、よくみるとやや疲れているようにもみえた。

礼香は都内の女子大出身で、渋谷にある大手ベンチャー企業へ入社して2年が経つ。就活生にも人気のキラキラ系企業だ。

若手にもどんどん仕事を任せる社風らしく、やりがいはあるものの、そのせいで深夜まで帰れない日もしょっちゅうだという。

「働き方改革なんぞどこ吹く風ですよ。でも、最近は念願だった、目黒での一人暮らしを始められました!狭い部屋ですけどね(笑)」

そう言って一瞬だけ顔を輝かせたのだが、礼香はすぐに表情を曇らせた。

「私、実は高校の頃から今の会社の社長に憧れていたんです。そういう意味で、この会社で働けることはすごく嬉しいんですけど…」

その曇った表情からは、どうも今の状況に満足しているとは読み取れない。彼女がここに至るまでの経緯と今抱えている悩みを詳しく聞いてみた。

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