勝ち組の遠吠え Vol.3

「金とステータス目当てとわかっているが・・・」ミス慶應と婚約した男の葛藤

今とは違う“何者か”になりたい。

ここ東京では、そんな風に強く願い行動した者のみが掴める、成功や幸せがある。

彼らは「勝ち組」・「成功者」と称され、周囲から、羨ましがられ、時に妬まれる。

しかし、ご存じだろうか。

彼らは、その影で、ジレンマに苛まれ様々なコンプレックスと戦っていることを…。

この連載では、そんな「勝ち組」となった彼らの、その後のリアルストーリーをお届けする。

これまで、婚活のために有名大学に入った女モテたくて慶應に入った男を紹介した。さて今回は?


Vol.3:元準ミス慶應と婚約中の男


名前:直哉(仮名)
年齢:31歳
職業:スタートアップ企業社長

平日7時半。

チノパンにジャケットというスタイルで、直哉は颯爽と赤坂アークヒルズの『THE CITY BAKERY』に現れた。

お洒落にシンプルなファッションを選んだというより、楽だけどそれなりにキチンとしているからこの服を選んだ、といった素朴な印象を受けた。

「オフィスが近くにあるんですが、睡眠時間がしっかりとれた日は、なるべく早起きしてここで勉強したり、本を読んだりしているんです」

直哉は電化製品を扱うベンチャー企業の社長だ。彼は、ITメディアなどから引っ張りだこで、界隈でその名を知らぬ人はいない有名人だ。

しかし、社員はおらず、業務のほとんどを一人で管理し、外部に委託できるものは全て外注している状況だという。

そして、プライベートでは婚約中の女性と田園調布で同棲中だという。

「僕、等々力渓谷とかあの界隈が好きなので、なるべく近くに住みたかったんです。仕事で行き詰ったときとかよく一人で行くんですけど、すごく癒されるんです。彼女は職場が恵比寿に近かったこともあって、馴染みがあるからその周辺に住みたいとせがまれましたけどね」

そういって、婚約者とのツーショット写真を見せてくれた。直哉の素朴な印象とはかけ離れた、どこかギラっとした印象のあるモデルのような女性が映っていた。

写真だけみると不釣り合いな2人。どうしてこの2人が付き合うことになったのか、直哉がこの女性と婚約に至るまでの経緯を聞いてみた。

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