御三家。それは、首都圏中学受験界に燦然と輝く、究極の伝統エリート校を指す。
男子は開成・麻布・武蔵。女子は桜蔭・女子学院・雙葉。
挑戦者を待ち受けるのは「親の力が9割」とも言われるデス・ゲーム。
運命の2月1日、「真の勝者」は誰だー。
◆これまでのあらすじ
深田 彩は、夫の真一と息子の翔と3人、南麻布で暮らしている。
ある日、翔が、男子御三家の一角・麻布中学校に入りたいと言いだした。
叔母の祐希からは中学御三家受験は彩には無理だと言われてしまう。
辛うじて、有名塾の一番下のクラスに合格した翔。生半可な気持ちでは挑戦できないと悟った彩は、自分も一から翔とともに勉強すると誓い、並走すること7か月。ついに翔は新6年生に突入した―。
「ううーん、マズい!こんなにやってるのにどうして!?」
深夜1時、彩はプリントが散乱したダイニングに突っ伏した。
手には、息子の翔が持ち帰ってきた塾のテスト結果が握られている。
「算数、これじゃマズいよね…」
算数偏差値51。4科目偏差値55。
悪くはな......
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この記事へのコメント
その点は息子に謝罪したい 笑
後2ヶ月、我が家も真剣です、難関はとても無理
せめて本人の希望校へ…
頑張れ翔くん!