マルサンの男 Vol.12

女の知らぬ間に、元カレ同士が急接近…。2人の男が交わしていたヒミツの会話とは

男も女も、誰だって恋愛しながら生きていく。

だから愛するカレには、必ず元カノがいる。

あなたの知らない誰かと過ごした濃密な時間が、かつて存在したかもしれないのだ。

愛するカレは、どんな相手とどんな人生を歩んでいたのか――?

幸せ未来のため、相手の過去を知ることは、善か悪か。

あなたは、愛する相手の過去が、気になりますか?

◆これまでのあらすじ

29才の南美は、6才年上の恋人・数也がプロポーズを考えていると知り、幸せの絶頂にいた。だが同時に、彼の2度の結婚歴が気になり1番目の妻・竹中桜2番目の妻・福原ほのかそれぞれと密会する。

しかし数也には、3度の結婚歴があると判明。学生結婚した平木真穂とは交通事故で死別しており、遺族は数也を許していなかった

そして数也との決別を誓った南美に、かつての恋人・拓郎から電話が来るが…。


「5年ぶり。元気にしてた?」

かつて南美の唯一無二だった男・拓郎は、電話の向こうで声を弾ませた。

「電話番号が変わってなくて良かったよ」

「番号変わってたとしても、どうせLINEで繋がってるじゃない」

まだ何も知らない高校生のころから、7年も付き合っていた相手......


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