マルサンの男 Vol.8

「ソレだけは、生理的に許せない…」彼女との結婚も考えていた男が、女を突然フったワケ

男も女も、誰だって恋愛しながら生きていく。

だから愛するカレには、必ず元カノがいる。

あなたの知らない誰かと過ごした濃密な時間が、かつて存在したかもしれないのだ。

愛するカレは、どんな相手とどんな人生を歩んでいたのか――?

幸せ未来のため、相手の過去を知ることは、善か悪か。

あなたは、愛する相手の過去が、気になりますか?

◆これまでのあらすじ

29才の南美は、6才年上の恋人・数也がプロポーズを考えていると知り、幸せの絶頂にいた。だが同時に、彼の2度の結婚歴がどうにも気になっていく

数也の1番目の妻・竹中桜、そして2番目の妻・福原ほのかそれぞれと密会した南美は、すべての不安を乗り越え、数也と添い遂げることを決意する。

だが交際2年記念日ディナー前、数也からプロポーズされるはずが「別れてほしい」と切り出されてしまい…。


「本当に、私と別れたいの…?」

食前のシャンパンをオーダーした直後、南美は辛抱ならず数也へ尋ねた。

「ああ。ごめんな」

伏し目がちで数也は答えた。南美は声を絞り出す。

「…どうして?」

「俺に黙って、元妻たちと会ってただろ?」

「……」

絶句......


この記事へのコメント

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No Name
やっぱり茉里奈か。
しかし、自分が上手く行かなかった理由を隠して親友にも同じことさせるってどうなの?
「うまくいってほしいから」は綺麗事。腹黒すぎるし、親友でもなんでもない。
2019/10/20 05:1699+返信11件
No Name
『見極める』この言葉もバツありのひとはよく使ってた。相手に対しての見極めが足りなかったから、結局ダメになったとか。
結婚してからどうやっていくのかが重要じゃないのかしら?自分のこと棚に上げてよく言う。数也も。
2019/10/20 05:1399+返信13件
No Name
なんだか幼稚な男
2019/10/20 05:2199+返信7件
もっと見る ( 167 件 )

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