広告代理店で働く橋本杏(24歳)は、同期の沢口敦史(24歳)に淡い恋心を抱いている。
しかし敦史は杏の学生時代からの親友・優香と付き合ってしまう。
だが優香は既婚者・入江との関係を清算できておらず、そのことが敦史にバレ修羅場に。
一方、杏は同期の健一とデートに出かけるが、まったく身が入らない。さらにはその日の夜、敦史が家までやってきて、あろうことかキスされ動揺。
杏は覚悟を決めて敦史を呼び出すが、彼は約束の場所に現れず優香とヨリを戻していた。
失意のどん底で、健一の告白を受け入れてしまう杏。それを知った優香は、4人で蓼科の別荘に出かけようと提案。
しかし彼女の思惑は裏目に出る。その夜、2組のカップルはそれぞれに終焉を迎えるのだった。
優香「私が振られるなんて…許せない」
−ごめん。俺もう、優香とは付き合えない−
…ああ、イライラする。
自室のベッドで仰向けになり、私は感情を押さえ込むようにして両手で顔を覆った。
頭に浮かぶのは蓼科の別荘での夜のこと。そして、その帰り道…あれは本当に最悪だった。
杏は健一さんと、私は敦史と。それ......
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この記事へのコメント
今回の事で、優香がクズって分かった事が友人関係を清算するのに良かったかもだけど、杏の事だから、また優香に呼び出されたら、カフェで会っちゃうのかな…。