6a71c1194f8223a8b74826b13cc0ec
1/3のイノセンス ~友達の恋人~ Vol.9

「私の本気、見て欲しいの…」既読スルーの彼と復縁を果たした、女のテクニック

Comment regular189
Favorite regular

特別だと思っていたのは、私だけだったの−?

広告代理店でコピーライターをしている橋本杏(24歳)は、同期の沢口敦史(24歳)に淡い恋心を抱いている。

しかし敦史はあろうことか、杏の学生時代からの親友・優香と付き合ってしまう

だが優香は敦史と付き合いながらも既婚者・入江との関係を清算できておらず、そのことが敦史にバレて、二人は距離を置いた様子

一方、杏は同期の健一とデートに出かけるが、まったく身が入らない。さらにはその日の夜、敦史が家までやってきて、あろうことかキスされてしまい動揺。

翌日、優香の挑発に闘志を燃やした杏は、覚悟を決めて敦史を呼び出した


杏:「敦史。どうして来てくれないの…?」


恵比寿駅のスターバックスコーヒー。

テラス席に一人佇む私は、ふいに身震いをして、慌ててカーディガンに手を伸ばした。

腕時計で時刻を確認すると、間もなく22時になろうというところ。突如、吹き抜けた夜風が思いのほか冷たくて、私は急に不安に襲われた。

“21時前には会社出......


この記事へのコメント

Pencil solidコメントする
No Name
敦史、こんなブレブレ男のどこが良いのだろう
そもそも、人との約束を守らない時点で人としてもナシだし。
2019/08/31 05:1899+Comment Icon21
No Name
バカな男、目の前で別れの電話しただけで信じちゃうんだ。バカとクズ、お似合いかも。
2019/08/31 05:2399+Comment Icon12
No Name
優香も本当に嫌な女だけど、
敦史、ひどすぎる!
連絡くらいしてよ!
2019/08/31 05:2199+Comment Icon7
もっと見る ( 189 件 )

1/3のイノセンス ~友達の恋人~

恋心の本質は、エゴイズムだ。

それが片思いなら、尚更。恋をすると、独占欲や嫉妬心に身体中を蝕まれ、イノセントな感情なんてきっと1/3にも満たない−。


広告代理店でコピーライターをしている橋本杏(24歳)は、同期の沢口敦史(24歳)に淡い恋心を抱いている。

“友達以上”の態度をとる敦史に期待してしまう杏。しかし敦史が恋人に選んだのは…あろうことか、杏を最も傷つける相手だった。

これはある男女が過ごしたひと夏の、切ないラブストーリー。

この連載の記事一覧