小宮山雄飛の本能のひと皿 Vol.3

“海南鶏飯”って食べたことある?!究極のチキンライスを麻布十番で見つけた!

グルメ通ミュージシャンとして名高い、小宮山雄飛さん――そんな彼がふと思い出し、妙に食べたくなるアジア飯があるという。

聞けば、〝シンガポールチキンライス〞として知られる海南鶏飯(ハイナンジーファン)だとか。

見た目はシンプルなのに奥深い、鶏の美味しさをぎゅっと凝縮したひと皿の秘密を探る。

海南鶏飯¥1,250(ランチ/鶏大盛り)。チリソースと生姜ソース、甘醤油を鶏肉にかけ、一心不乱に食べるのがこの店の流儀。鶏を茹でた残り汁は、スープとして使用


魅惑のソースで味変自在。飽きを知らない絶品チキンライス
『海南鶏飯食堂3』の「海南鶏飯」


海南鶏飯は、海南島出身者がシンガポールなどアジア各地に伝えたのがはじまりだと言われている。

「アジア各国で食べられますが、僕はここの味が一番好きです!」と雄飛さんは太鼓判を押す。

まだ海南鶏飯があまり知られていなかった17年前、〝シンガポールチキンライス〞として麻布十番に上陸させ、全国的に広めたのが『海南鶏飯食堂』だ。

今年6月、3号店としてオープンしたのがこのお店。毎年、社員全員で現地に赴き、本場の味を学ぶ研修を行うという本格派。


現地シンガポールでも、鶏の茹で加減、ライスの炊き具合は店毎にまったく異なる。

この店では、九州産の鶏むね肉のみを厳選し、まとまった量を76℃の低温でゆっくりと茹でる。茹で過ぎると硬く、急ぐと生臭い。ベストな茹で加減を2年かけて追求したという。


チリソースも自家製にこだわる店が多く、現地シンガポールの客はチリソースを舐めて店の良し悪しを判断する。

鶏の美味しさがワンプレートに凝縮された唯一無二な食べ物である“海南鶏飯”だが、一号店が開店してから研究を重ね進化し続けている自家製のチリソースもこの店の自慢。

チリソースはロンボク産の唐辛子を主に、生姜やにんにくをブレンド。酸味だけは企業秘密だとか。

「鶏肉は低温で茹でるからジューシーだし、ジャスミンライスは、噛めば噛むほど旨みが感じられます。甘醤油、生姜、チリと3種類のソースを混ぜてかければますますクセになります」。


テイクアウトOKゆえ仕事帰りや飲んだ後に買って帰る人も。

「みんなにとって〝無性に食べたくなる味〞でしょうね」。

シンプルな海南鶏飯。でも、こだわりと丁寧な仕事が詰まったひと皿だから、一度食べれば虜になる。

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