200億の女 Vol.11

「こんなに笑ったの、いつ以来…?」人妻が、夫以外の男と過ごし、解放感に酔いしれた夜

騙されたのは女か、それとも男か?
「恋」に落ちたのか、それとも「罠」にはまったのか?

資産200億の“恋を知らない資産家の令嬢”と、それまでに10億を奪いながらも“一度も訴えられたことがない、詐欺師の男”。

そんな二人が出会い、動き出した運命の歯車。

200億を賭けて、男と女の欲望がむき出しになるマネーゲームはやがて、日本有数の大企業を揺るがす、大スキャンダルへと発展していく。

男が最初の駒に選んだのは、令嬢・神崎智(かんざき・とも)の部下だった。智はジワジワと追い詰められたように見えたが簡単には騙されず…平穏な日々が戻るかに見えた。しかし、智の夫の秘密が詐欺師に再びチャンスを与え、詐欺師が勝負をかける日がやってくる。

仕事の大舞台でのトラブルを詐欺師に救われた智は、お礼を兼ねて、男をある場所に誘ったが…。


「まだ、気にしてるんですか?俺の車で寝ちゃったこと」

クスクスと笑いながらそう言った小川さんが、必要以上に屈託なく見えてとまどってしまう。からかうような口調なのに、さっきまで感じていた意地悪さ、得体の知れなさのようなものを感じないのはなぜだろう。

―よく知らない人の運転で......


この記事へのコメント

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No Name
村松には、親太郎はどう映ったんだろう。何となくだが、バーテンダーって人を見る目ありそうな気がして。
2019/09/01 05:5899+返信1件
No Name
村松さんなら、実は見抜いちゃってるよね。
2019/09/01 05:5099+
No Name
バーテンさんは良い人そう。。
小川さんからトトちゃん守ってあげてね~。
2019/09/01 05:4399+
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