オトナの恋愛塾~解説編~ Vol.64

「この男、付き合ったら面倒くさそう・・・」。思わず女のレーダーが反応した、男の一言とは

解説1:最初は、良かった。けれども、少し引っかかる言動あり。


食事会から約2週間後、私たちはデートをすることになった。事前に“和食”とリクエストしていたため、春彦は『恵比寿 米ル』を予約してくれた。


しかし店に到着して私を見るなり、急に春彦は顔をしかめた。

「そんなに見せて、大丈夫なの?」
「え・・・??」

最初は、何のことを言っているのか意味が分からなかった。だがどうやら、春彦は私の洋服が気になったようだ。

「ほら、肩とかも出ているし脚も出ているから・・・」

たしかに、今日はトップスがオフショルダーで、スカートにも少しだけスリットが入っている。

それを春彦は言っているようだが、そんな露出狂のように露出しているわけでもないし、常識の範囲内だろう。もちろん、お店側にも失礼はない程度のはずだ。

「あ、そういうこと?春彦さんって、お父さんみたい(笑)」

—いきなり服装チェック!?風紀委員じゃないんだから。

思わず苛立ってしまった。

けれども、今日は初デート。そしてすぐに春彦は会話を変えてくれたので、私も気持ちを切り替えて、デートを楽しむことにした。

「CAさんの仕事って、大変そうだよね」
「まぁ大変といえば大変だけど、楽しいよ。春彦さんは、元カノとかに、CAいないの?」
「元カノに?いないよ(笑)」
「そっか、良かった。たまにCA好きで寄ってくる人がいるから、それは嫌なんだよね〜」

この世の中には、客室乗務員好きの男が存在する。

そういう人たちは私と付き合いたいわけではなく客室乗務員と付き合いたいだけであって、私はそういった類の人たちが苦手だった。

だが、春彦はそうではなさそうだ。それを確認できたので、このまま安心して会話に集中しようと思っていた。

「春彦さんは前の彼女とどうして別れたの?」
「フラれたんだよねぇ。理由はよく分かんないけど。沙耶ちゃんは?最後の彼氏は、いつまでいたの?」

真面目で誠実そうだし、立派な会社にもお勤めだ。顔も悪くない。適齢期の女性ならば食いつきそうなのに、どうして前の彼女は彼を振ったのだろうか。

「私は1年くらい前かなぁ。そこから、なかなか好きだと思える人に出会えなくて」
「そうなの?沙耶ちゃん、すごくモテそうなのに。俺がもし彼氏だったら、沙耶ちゃんのこと大事にするけどなぁ」
「本当に?嬉しい」

多分、交際したら春彦は私のことを大事にしてくれるだろう。それは想像できる。

けれどもこのデートだけではなく、次回のデートに至るまでに、色々と考えてしまう出来事があったのだ。

【オトナの恋愛塾~解説編~】の記事一覧

もどる
すすむ

おすすめ記事

もどる
すすむ

東京カレンダーショッピング

もどる
すすむ

ロングヒット記事

もどる
すすむ
Appstore logo Googleplay logo