
両親に支配され劣等感に苦しんだ女が見つけた、「自分らしく生きる」ための方法
「美人で優秀な姉と、できの悪い妹」
幼いときから、2人はこう言われてきた。
妹の若葉(わかば)と、姉の桜(さくら)は3歳差の姉妹。27歳と30歳になった今、その差は広がるばかりだ。
エリート夫と結婚した姉の桜は、超美人な上に高学歴で、しかも弁護士。そんな姉に対し、妹・若葉は、劣等感に苦しめられていた。
人生に行き詰まった妹は、幸せを掴むことができるのかー?
若葉は2度目の司法試験に臨むも不合格。パラリーガルとして姉の事務所に就職しイケメン上司、滝沢に恋心を抱き、必死で振り向かせようとするも撃沈、ついに姉妹喧嘩に発展してしまう。そんな時、姉の夫の浮気現場を目撃する。しかし姉から母の日記を受け取った若葉は、幼少期の秘密と、姉の知られざる本音を知った―。
"何が何でも弁護士にならなきゃ。そうすれば親から愛される"
この思いが8年間、私の心を支配し続けていた。
だから2度目の司法試験に落ちたとき、自分がまるで無価値のように感じてしまったのだ。
姉が涙を流し本音を語ってくれたあの日から、私はこれまで以上にパラリーガルの仕......
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