#再婚 Vol.7

30歳を越えても、絶世の美女ではなくても。バツイチ女が、再びプロポーズされるための3つの条件とは

ーこの人と離婚して新しい人と再婚すれば、簡単に幸せになれると思っていましたー

これは、高い恋愛偏差値を誇る男女がひしめき合う東京で、

再び運命の相手を求め彷徨うことになった男女のリアルな”再婚事情”を、忠実に描いた物語である。

時間軸にシビアな女たち、女性に幻想を抱き続ける男たち。

そんな彼らが傷つき、喜び、自らが選んだ運命に翻弄されてゆく…

さぁ、では。彼らの人生を、少しばかり覗いてみましょうか。

夫の不倫によって離婚を決意した秋元カナ。女友達に離婚パーティを開催してもらい何とか立ち直るが、デート相手に暴言を吐かれたり、社内の年下男子振り回されるなど再婚活はうまくいかない。

親友にルームシェアを提案されるもののなんとか断り、ようやく自分らしい日々を取り戻したカナに、大学時代の友人から男性を紹介したいと連絡が来る。同じバツイチでエリート弁護士の岡部と意気投合し、有頂天になるカナだった。


「えぇ?結婚を前提ってあなた、正気なの?」

母が目を丸くして、やや大げさな声を出した。岡部の話をしたらこうした反応になることは多少予想していたが、こう露骨に引かれると反発心が芽生えてしまう。

カナが、中野区・鷺宮の実家に戻ってくるのは久しぶりだ。

結婚して子供が2人いる34歳の姉は実家の近くに住んでいるが、カナは仕事の忙しさを理由に、離婚後もあまり家には顔を出していなかった。

母を少しでも安心させようと、同じバツイチの男性と真剣に交際していることをアピールし、"結婚前提"という言葉を使ったつもりだった。しかし顔をしかめ続けている母親を見る限り、失敗だったようだ。

「まぁまぁ、前提ってわけで本気で結婚間近なわけじゃないんでしょ?カナだって、彼氏くらい欲しいわよね?」

いつもは慎重派の姉だが、今日はカナをフォローしてくれている。その一言で母もようやく落ち着き、「それでその人はどんな人なの」と話を本題に戻してくれた。

そんな2人の様子を見て、カナは本来であれば一番に伝えたかった話を口にすることができなかったのである。

実は一昨日の夜、岡部から"ある一言"を言われていたのだ。

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