有馬紅子 Vol.14

「すべては仕組まれていた?」妻を捨てて若い女に走った夫の後悔と、膨らむばかりの猜疑心

深窓の令嬢が、超リッチな男と結婚。

それは社会の上澄みと呼ばれる彼らの、ありふれた結婚物語。

有馬紅子(ありま・べにこ)もそんな物語の一人として17年間幸せに暮らしてきた。

しかし突然、夫・貴秋が若い女と駆け落ち同然で家を出てしまい、紅子のプライドは消えかける。

しかし就職に成功し、新たな一歩を踏み出した紅子。初めての売り上げを上げその手段が、周囲のスタッフを魅了していく。そんなある日、紅子は、久しぶりに月城家に呼ばれることになったが、そこで手紙の謎が明かされ、夫の貴秋が、その送り主に気がついた。

「社会経験、ほぼゼロ」。有閑マダムのレールから強制的に外された女・有馬紅子のどん底からの這い上がり人生に迫る。


「有馬さん、次のミーティング、C会議室で1時間後ですからね。僕は、今決まった案件を本社と電話で話してくるんで」

そう言うと…というより、そう言いながら会議室を出て行った坂巻さん。私は、承知しました、と答えたけれど、それが彼の背中に届いたのかはわからない。

―本社勤務ってこ......


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