男ならだれでも一度は夢を見る、“モテキ”。
しかし突然訪れた”モテキ”が、人生を狂わせることもある。それが大人になって初めてなら、なおさら。
これまでの人生、「モテることなんて何の価値もない」と思っていたタクだったが、モテ男ジェイと出会い、起業することに。
その後テレビに出て有名になったタクに人生初のモテ期が到来するものの、週刊誌にスクープされたり、絶世の美女から辛口評価を受けるなど、次々と災難が降りかかる。
そしてとうとう、問題を起こし過ぎたタクは、会社をクビになってしまったのだった。
窓の向こうには、満天の星空のような東京の夜景が広がっている。
港区の超一等地マンションの42階。この最上階のパーティールームで、僕はある女性を待ちわびていた。生まれ年のシャンパンにちびちび口を付けるふりをしているが、味わっている余裕など、実はない。
「タクさん、今日はお招......
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この記事へのコメント
タイトルはオタクの成り上がり的なものの方がしっくりきたような