あなたは覚えているだろうか。
有り余る承認欲求のせいで、ただの主婦ではいられない二子玉川妻たちの戦いを。
「サロネーゼ」と呼ばれる、自宅で優雅に“サロン”を開く妻たち。空前の習い事ブームにより脚光を浴びた彼女たちだが、それも数年前までの話。
東京では早くも旬を過ぎ、サロネーゼたちの存在感は急速に薄まっている。
それでも未だ “何者か”になることを求めてもがき続ける妻たち。
前回は、脱OLを夢見て起業を目指した妻・あかりをご紹介した。
今回は、あかりのような迷える子羊たちが頼りを求めて集まる、自称“ゆるふわ起業コンサルタント”小泉淳子の、その後のお話。
パーフェクト美人妻の秘密
小学生の娘が寝静まるのを待って、小泉淳子はリビングで一人PCを開いた。
夏休みに親子3人で出かけたことに“なっている”、シンガポール旅の記録をブログに載せるためだ。
等々力の閑静な住宅街は、夜が更けてしまうと物音ひとつしない。
静寂が孤独を浮き立たせるが、淳子はあえ......
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この記事へのコメント
こわ。。