あなたは、わたしのもの Vol.7

毎晩19:00になるとやってくる、あの女。大きすぎる代償を払っても、逃れられない狂気

女の人の価値は、美しさだけではない。

どれほど純粋に自分を愛してくれるかだ…そんな風に思っていました。

でも、あの女のおかげで僕はやっと気がついたんです。

異常なほどの愛情が、女の人を、そして関わる人間の人生すらを壊してしまうってこと、

純粋な愛情は行き過ぎると執着に変わり、執着は憎しみへと変貌を遂げるってことを…

少し長いけれど、どうか僕の話を、聞いてください―


順風満帆な人生を送る堂島ユウキの目の前に突如現れた、黒髪の美女・ひとみ

出会ったその日に一夜を共にするが、ユウキの女友達へ勝手にメッセージを送るなど、彼女の異常性に気がついたユウキは、ついに別れを決意する。

だが、ひとみはどこまでも追いかけてくるのだった。


今でも目を閉じると、彼女が悲痛な声で叫んだあの日の残像が、くっきりと浮かぶ。

無理やりにでも眠ってしまえば、何か気楽な夢を見ることができる気がするのに、その期待は何度も裏切られる。脳内に浮かんでくるのはあの日のことばかりだ。

あの夜、お姫様を助ける騎士の如く僕を救おうとし......


この記事へのコメント

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No Name
え、秋吉の弁護しないで固まってたの?それはないだろーっ、優柔不断にもほどがあるよ~
2018/08/31 05:2399+返信16件
まー
親友を守れない僕、最低。不思議すぎる。
2018/08/31 05:1799+
No Name
ひとみが霞む位ユウキが嫌いだわ
優柔不断の弱虫
2018/08/31 05:2899+返信7件
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