あなたは、わたしのもの Vol.14

そのドアは、絶対開けてはいけない。朝8時、帰らぬ夫を待つ妻への訪問者

女の人の価値は、美しさだけではない。

どれほど純粋に自分を愛してくれるかだ…そんな風に思っていました。

でも、あの女のおかげで僕はやっと気がついたんです。

異常なほどの愛情が、女の人を、そして関わる人間の人生すらを壊してしまうってこと、

純粋な愛情は行き過ぎると執着に変わり、執着は憎しみへと変貌を遂げるってことを…

少し長いけれど、どうか僕の話を、聞いてください―


堂島ユウキの目の前に突如現れた黒髪の美女・ひとみ。出会ったその日に一夜を共にするが、彼女の異常性に気がついていく。ユウキはひとみと決別し、女友達だった雅子と結婚した。

大学時代からの想いを成就させた雅子は、妊娠して幸せの絶頂にいるが、ある日新居にひとみからの謎の小包が届く。

中身を見たユウキは、ひとみが滞在するホテルの部屋に駆け付けるが、彼女の行動はますます常軌を逸したものになっていく。


堂島雅子:気丈な妻の元にやってきたものとは…


ユウキはとうとう帰ってこなかった。

「一体どこにいるのよ…」

朝になっても帰宅しない夫に対する、静かな怒りが湧いてくる。

頭では、女遊びに目をつむり物分かりの良い妻を演じようとしてみても、実際に今自分を支配しているのは醜い嫉妬心と束縛欲求だ。これも、妊娠が関係してい......


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