
“ゆとり”のトリセツ:何事も効率が最優先。冷めきったゆとりの心を刺した、熱き起業家の言葉
バブル崩壊後の低迷する日本を生きてきた“ゆとり世代”。
諸説あるものの、現在の20代がこの世代に当たるとされる。
仕事も恋も、何もかもが面倒くさい。報われる保証もないのに、頑張る意味がわからない。
外資系コンサルティングファームに勤める瑞希(26歳)も、まさに典型的な“ゆとり”。
高学歴、高収入、容姿端麗。誰もが羨むハイスペにも関わらず、その実態は信じられないほど地味だ。
趣味はNetflix、たまに港区おじさん・水野と出かけるのは庶民的な餃子屋。
「楽に・効率的に」を行動の原則に据える瑞希だが、水野から半ば巻き込まれるような形で、プロボノ活動に参加することとなる。
巻き込まれた、プロボノ活動
「...以上を鑑みると、採算性の悪い一部地域でのサービスを終了し、採算の取れる地域へスタッフを厚めに再配置することが目下取り組むべき最優先課題と考えられます」
暖房の効き過ぎだろうか、水曜16時のオフィスにはぼんやりと眠たげな空気が充満している。
地上45階のオフィスの中......
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この記事へのコメント
業務中にプロボノ活動をやらせ、プライベートの時間まで時間を割かせるとは。。