
社内人事の顛末。目立たなかった男の暗躍が、明日あきらかになる。「人事部は見た!」総集編
人事部ー。
社内の人間模様や、人間の黒い欲望に直接触れることもある部署。
時に残酷で、時に計算高く。
すべては会社のために機能する部署だが、そこに一切の私情が入らないなどということは、おそらくない。
人事部から見た社内、それは人の業が蠢く社会の縮図であった。
「人事部は見た!」一挙に全話おさらい!
第1話:部署内をザワつかせた人事異動。その裏で暗躍する黒幕の、派手な私生活
12月26日午前11時
社内がざわつき始めた。
理由はただ一つ。先程、来年1月からの社内異動の掲示がなされたからである。
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第2話:ある人物の不都合を揉み消すための人事異動。渦中の人物が、心中を語る
人事部涼子の、飲み会リサーチ
「後藤さん、ご昇進おめでとうございます。後藤部長の昇進を祝し、かんぱーい!!」
後藤さんの昇進を祝う飲み会が、中目黒の『水炊き しみず』で開かれた。
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第3話:ハメられた総務部。ミス隠蔽のために総務の仕事を滞らせた、男の画策
ハメられた総務部
後藤さんが部長になって、新年を迎えた。
涼子は去年の飲み会で、後藤さんと別れた後に誠と合流したが、結局大した情報は得られずに終わり、そのまま年を越すこととなった。
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第4話:会社員としての正しさとは何か?悔しさに視界が歪んだ打ち合わせ
「何もできず…力不足です、申し訳ございません。」
会議室から出る際に、涼子は後藤さんに向かって頭を下げた。
結局後藤さんとの打ち合わせでは、総務の状況は聞けたものの解決策は出ず、お開きとなった。
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第5話:昇進した者とできなかった者が直接対決。その裏にある、大人の事情
会議室での密会
誠からの連絡を受け、涼子は会議室に急いだ。
あまり大きな足音をたてないよう、セルジオ・ロッシに気を配りながら小走りで向かう。
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第6話:仕事の悩みを本音で話せる人、社内にいる?信じられる同僚が必要なワケ
「ちょっと待ってください。責任を取って辞めた場合って、本気ですか?」
涼子は黙って聞こうと思っていたのだが、後藤さんの話に思わず割り込んで聞いてしまう。
「ビックリさせてすみません。万が一です。本当に責任を取って辞めないといけなくなった時、なので今すぐではありません。ご安心下さい。」
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第7話:内部分裂の危機に、ヤリ手ベンチャー社長が人事部に放った一言とは
「今日の呼び出し、仕事の話だったなんて、ちょっと残念だな。」
誠の真剣なまなざしが、涼子を捉えて離さない。
-え?それって…?
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第8話:イエスマンなんてまっぴら。社長に直談判する社員の胸の内
「坂上さんを、辞めさせたい?」
社長に聞かれて、涼子の心臓はバクバクと音を立てる。
-今、坂上さんを辞めさせたいと言えば、坂上さんを追い出すことができるの…?
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第9話:やたらと羽振りが良い男への疑惑。経費を私的利用していた男が失墜する日
システム入れ替えは、システム部門からの人員追加もあり、ほどなくして、一部の機能が先行して稼働し始めた。
稼働してもなお、バグや修正箇所が見つかるだろうからと、一気に入れ替えることはせず、稼働できる部分から少しずつ稼働させるといった方針は、どうやら社長とエンジニアで決めたようだ。
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第10話:ベンチャー創業メンバーの裏切り。真意を知るため、男が仕掛けた罠とは?
「懲戒解雇にしてやる!」
坂上さんの声が部屋中に響いた。その時。
「はいはい、そこまでねー」
手を叩きながら入ってきたのは、社長だった。
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この記事へのコメント
思わせ振りなー笑