私たちは、東京にいる限り夢を見ている。
貧しい少女にガラスの靴を差し出す王子様が現れたように、いつかは幸せになれると。
だが必ず、自分が何者でもないと気づかされる時が来る。
神戸から上京し、港区女子へと変貌を遂げる真理亜と、その生き様を見つめる彩乃。
彼女たちが描く理想像は、現実なのか、それとも幻なのか...
真理亜に嫉妬しながらも、東京でもがきながら生きる彩乃。しかし真理亜がアメリカへ旅立ち、徐々に何か気がつき始めた。
その一方で、真理亜が見つめてきた東京とは・・?
初めて東京に来た時に感じたあの高揚感を、私は今でも覚えている。
神戸から上京してきた初日、こんなにも楽しくて刺激的な街があることに感動し、そして今まで知らなかった自分を悔いた。
でもいつの間にか、日々その感覚は失われ、そして自分自身も見失っていた。
◆
「......
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この記事へのコメント
勝手にまりあとはレベルが違い過ぎる子を想像してた!笑
いま、奮起して海外に行かれてもまたそこで人気者になれると思います。
でも、実際には何をする予定なんでしょうか?大学院に入学とか、働く場所が決まっているのか?住む場所は?語学はどの程度できるんでしょうか?海外に行けばアジア人のお姉ちゃんでしかないです。きちんとした看板を持って渡らないと。結局また、年上のおじさんの世話で...続きを見る部屋を借り暮らしながら大学の無料聴講生で留学というならば
日本にいた時と変わらないですね。
留学は逃げ場ではないですよー。日本人コミュニティもありますが、肩書きがなければ居場所はないです。厳しいですよ。