表紙カレンダー Vol.27

吉岡里帆を西麻布で引っ張りまわしたら、可愛すぎて死んだ。

吉岡さんは自炊はするんですか?

「京都にはお出汁の文化が根付いています。なので、飲食店に伺った際は、お店の方とお出汁の話をします。どういうお出汁を使っていますか?と。私も時間がある時には、お出汁をひいてお料理をします」

得意料理は何でしょう?

「う〜ん、おばあちゃんから教わった和風グラタンですね。コンソメを和風出汁に代えて、百合根、白カブなどを入れた真っ白なグラタンです」

吉岡さんが出汁をひいて和風グラタンを作る姿は、とてもしっくりくる。

六本木をジャージで歩いていた吉岡さんではあるけれど、高名な監督や演出家と仕事をする機会も増えてきた。そういう方々の遊び方を見て、粋だと感じる瞬間もあるという。

「たとえば監督だったり先輩の役者さんが、若いコを連れてご飯に行くことがあります。そういう時、〝久しぶり〞とか〝お母さん、いつものね!〞というやり取りを見ると、大人だなと思いますね。

私も、疲れてるみたいだから温かいの用意するよ、と言ってくれるお店を東京につくりたいですね」

大躍進だった2017年を、吉岡さんはこう振り返る。

「一分一秒も気を緩める時間がないほど、挑戦させていただいた年でした。神経を研ぎ澄ますと言うと大げさですけど、全部が新しくて全部がプレッシャーでした。それと闘いながら自分を高めることができた、手応えのある年だったと思います」

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