2017.08.04
港区遊び方委員会 Vol.1どんなに飲んでも翌朝は早く起きるのがデキる男
翔吾さんは言った。
「昔は、金曜といえば朝3時頃までクラブやバーで浴びるように酒を飲んで、明け方には締めのラーメンか焼肉を食べに行く。そして鳥の鳴き声と共に帰宅が当たり前だったよ。
それが“金曜夜の正しい過ごし方”だったからな。
でも最近は、明け方に鳴く鳥の声なんて聞いていない。うっすらと藍色に染まる東京の空を見るのは、早起きしているからだ。」
◆
「あ、おはようございます」
翌朝、きっちり時間通りに、潤さんが自宅下まで迎えに来た。
数時間前まで、夜の喧騒の中にいたとは思えないほど溌剌としている。
決して、皆飲まなくなったわけではない。未だに酒も好きだし、女性も好きだ。夜遅くまで遊ぶこともある。
ただ最近、周りのできる経営者陣は揃って皆、“早起き”である。必然的に、泥酔などしない。
365日いつだって、朝に連絡すればすぐに返事は返ってくるし、早朝から行動を開始している。
昼過ぎまでダラダラと寝て過ごす...なんてことは誰もしない。
僕からすると”無駄に元気”とさえ思ってしまう時がある。
何でそんなに、寝ることを嫌うのか?と考える度にこう思うようにしている。きっと、毎日楽しくて刺激的な出来事の連続の中で、1分1秒を逃したくないという思いが強いからだと。
二日酔いで1日を潰すのがいかに無駄なことか、身をもって知っているのだ。
空にしたボトルの数を競い、一晩でハシゴした店の数や使った金額を自慢し合っていた頃もあったはずだ。だが、そんなことを競うのは、2017年の港区ではヤボだということなのだろう。
ただし。もう一度言うが、皆女性は大好きだ。
ただ、無駄に女性へお金を費やすよりも、自分の趣味や、男同士で楽しい時間を過ごすために使うことも有益なのだと気づいたのだ。
「前は、女性と遅くまでデートするのが、最高の週末の過ごし方だと信じて疑っていなかったのに。」
「翔吾さんの後ろには、常に3、4人の女性がゾロゾロとついていたのに。」
「そんな時代もあったねぇ。」
翔吾さんと潤さんの会話をバックシートで聞きながら、車はまだ混雑していない高速道路を走り抜けていった。
週末は、都会にいない。アクティブに動き回る
天候に恵まれ、南房総には良い波が来ていた。
朝から動き回り、楽しんだ後は近所の定食屋へ。運転している人以外はビールで乾杯し、たわいもない話が続く。
「ここのコロッケ、本当にうまいな。」
潤さんの言葉に大きく頷く。1,000円の定食は、疲れた体に心地よい活力を与えてくれた。
「そう言えば、この前久々に『かわむら』に行ったんですけど...」
今日集っているメンバーは、先日上場したばかりの飲食店経営者に、IT業界で知らない者はいない、有名社長が2名。そして翔吾さん、潤さん、僕の計 6名だった。
全員の総資産額を合わせれば、かなりの額になる。
普段は接待などで一人10万以上するような銀座の高級店や、紹介者がいないと入れない一見さんお断りの会員制レストランに、予約8ヶ月待ちの店など、なかなか良い店に行っている。
しかし、高級店で見栄を張るだけでなく1,000円の定食でもそれが美味しければ心から喜ぶ。港区以外でも楽しんでいる。
ー港区民の遊び方が、確実に変わってきてるよな……?
波の音を聞きながら、一人で時代の流れを考えずにはいられなかった。
この記事で紹介したお店
かわむら
【港区遊び方委員会】の記事一覧
2017.10.06
Vol.11
深夜0時を過ぎても帰りたくない!カラオケ付き会員制バーに群がる港区民は、幸せなのか
2017.10.05
Vol.10
東京で遊び尽くした港区民たちの、ちょっと特殊な遊び方を一挙におさらい!
2017.09.29
Vol.9
「芸能人と知り合い」なんて言わぬが仏!?週刊誌には載らない、港区民の生きる術
2017.09.22
Vol.8
ネバーランドのような港区。いつまでも少年の心を忘れない成功者たちの、最近の密かな楽しみ
2017.09.15
Vol.7
金曜23時からの西麻布ティーパーティー。「シャンパンよりお茶」が静かなブーム?
2017.09.08
Vol.6
彼の年収を大声で自慢する愚かな女子がいる限り、港区民は個室を愛す
2017.09.01
Vol.5
遊ぶのは港区、結婚相手は港区外で捕まえる!食事会のためだけに、香港へ飛ぶ港区女子
2017.08.25
Vol.4
タクシー代は渡さない!都合のいい港区おじさんにならないための、守るべきルール
2017.08.18
Vol.3
港区遊び方委員会:SNSは禁止!港区民が「別宅」として所有するパーティールームの実態
2017.08.11
Vol.2
港区遊び方委員会:女には2つの顔がある。Instagramの”裏アカ”で 暴け、その本性
おすすめ記事
2016.05.11
外資系金融で働く女のレストラン事情
年収数千万。31歳外資系金融女性の外食生活
- PR
2024.12.06
「大人の新たな嗜み、見つけました」東カレ副編集長お気に入りの“仕事終わりの一杯革命”とは
2022.09.30
私にふさわしいオトコ
男友達と2人きりで、深夜まで…。遅くに帰宅した女に、新婚の夫が見せた反応
2017.08.08
東京プールラバー
東京プールラバー:ナゼそこに!?水着美女が東陽町に集結し、凄いことになっている!
2019.05.01
男運ナシ子
イケメン開業医の、まさかの裏の顔。デート直後、女が店の前で目撃した悪夢のような光景とは
2016.12.17
東カレ読者のベストデート
帰国子女がハマるアプリで出会った外国人の彼。二度目のデートは、なんとロンドンへ?
2016.01.14
その名は、サエコ。 #東京悪女伝説
その名はサエコ:彼女は、果たして悪女だろうか?東京悪女伝説、開幕。
2020.08.18
社会人デビュー
出会って2回目で、早すぎない・・・?週末デートで女が困惑した、男からの提案とは
2017.09.29
私たち、騙された?
私たち、騙された?:「20年後には“倍”になる給料」を信じて働く、エリート商社OLの悲劇
2022.01.02
男と女の答えあわせ【A】
感染者数が減っていた時期でもこれはナシ…。デートで女がドン引いた、男の行動
東京カレンダーショッピング
『かに物語』:〆まで楽しめる雑炊の素付き!蟹の旨みがたっぷりと溶け出すかに鍋セットミニ
『肉のABCフーズ』:黒トリュフ塩付!牛タン&A5ランク黒毛和牛を使った極上ハンバーグ
『東京京橋おばんざい醸』:肉を引き立てる3種の塩!A5黒毛和牛を使ったローストビーフ
『かに物語』:海老・帆立・蟹!ベシャメルソースに、各種海の幸をトッピングした贅沢グラタン
『UMIKARA』:薄切り・厚切り食べ比べ!特製出し汁で味わう若狭湾真鯛の鯛しゃぶセット
『パンツェロッテリア』:具材ごろごろボリューミー!フレッシュな野菜と肉感満載のフライドピッツァ
『オリベート』:黒トリュフ香る、口当たりクリーミーな究極のティラミス
『ミホ・シェフ・ショコラティエ』:日本を代表するショコラティエ―ルが作る、 ショコラ好きのための濃厚ガトーショコラ
『LOUANGE TOKYO』:アート感溢れるビジュアル!口溶けなめらかな大人の生チョコレートエクレア(6種)
『レザンファンギャテ』:濃厚でコクのあるニューヨークスタイルのチーズケーキ
この記事へのコメント