2017.06.28
マウンティングの虚像 Vol.13―マウンティングとは霊長類に見られる、社会的序列の確認と自己顕示のための行為。
東京の女たちは今日も霊長類のごとく、笑顔の裏でマウンティングを繰り広げている。
だが、一部の女は気づき始めた。 マウンティングは、虚像でしかないことを。
果たして、その世界から抜け出した先には、どんな世界が広がっているのか。
東京でそれぞれの価値観で生きる、大手出版社に勤める麻耶(26歳)、港区女子・カリナ(27歳)、マウンティングとは無縁な女・玲奈(26歳)の3人。
麻耶は恋愛や結婚適齢期の女友達との付き合いなどから、マウンティングに振り回されない生き方を学んでいく。そんな時彼氏の潤に、気になる男・イノッチからのLINEを目撃されてしまう。
続けて全てを失う女
たった今自分に起こったことを整理するために、麻耶は近くのカフェに入った。
いくら電話をしてみても、潤は一向に出てくれない。LINEでメッセージを送ってみても、既読にすらならないのを見ると、怒りは相当のようだ。
店員にメニューを差し出されても、手が震えて内容が頭に入ってこな......
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