マウンティングの虚像 Vol.4

マウンティングの虚像:コンプレックスモンスターを生む街・東京が教えてくれたこと

―マウンティングとは霊長類に見られる、社会的序列の確認と自己顕示のための行為。

東京の女たちは今日も霊長類のごとく、笑顔の裏でマウンティングを繰り広げている。

だが、一部の女は気づき始めた。 マウンティングは、虚像でしかないことを。

果たして、その世界から抜け出した先には、どんな世界が広がっているのか。

マウンティング世界の向こう側を、覗いてみたくはないだろうか。

東京でそれぞれの価値観で生きる、大手出版社に勤める麻耶(26歳)、港区女子・カリナ(27歳)、マウンティングとは無縁な女・玲奈(26歳)の3人。

今回は、匠のマウンティング技術で港区を闊歩するカリナの素顔に迫ってみよう。


港区女子は、1日にして成らず


カリナのマツエクのオーダーは、非常に細かい。

もともとパッチリした、バンビのような瞳を強調するべく目頭、黒目部分、目尻と全て長さやカールを変え、地まつげと馴染む高級なシルク毛をチョイス。

この詳細なリクエストにより、意志が強そうな、それでいて少女のようなあどけなさを残す、好奇心に満ちた瞳が完成する。

朝は基本的に何も食べない。ランチやディナーも、約束がない限り冷蔵庫にストックしている美容ドリンクを飲んでやり過ごす。

カリナが固形物を食べるのは外食時や、誰かが一緒にいる時だけ。

そしてもちろん話題の店にランチやディナーで訪れては、「またこんなに食べちゃった♥」などとInstagramに投稿しコメントを添える。

そして、思惑通りに「そんな細いのにそんなに食べるなんて!」「どうやって体型キープしてるの?」と反応がくれば、

「あんたみたいにブクブク太るまで食べないからに決まってるでしょ」と心の中で毒づくのだ。

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