マウンティングの虚像 Vol.8

偽りなき幸せの為に。東京で、他人の評価軸に左右されない男性選びはできるのか

―マウンティングとは霊長類に見られる、社会的序列の確認と自己顕示のための行為。

東京の女たちは今日も霊長類のごとく、笑顔の裏でマウンティングを繰り広げている。

だが、一部の女は気づき始めた。 マウンティングは、虚像でしかないことを。

果たして、その世界から抜け出した先には、どんな世界が広がっているのか。

マウンティング世界の向こう側を、覗いてみたくはないだろうか。

東京でそれぞれの価値観で生きる、大手出版社に勤める麻耶(26歳)、港区女子・カリナ(27歳)、マウンティングとは無縁な女・玲奈(26歳)の3人。

麻耶は、玲奈とのランチで段々とマウンティングの世界からの離脱のコツをつかみ、自分の本当の気持ちに気がつき始め、イノッチと食事の約束をする。


東京で、幸せな恋愛をするために


東京に住んで仕事をし、恋愛し、遊んでいると、時々不思議な気持ちになることがある。

姉の持っていた女流作家の小説やエッセイには、よく「バブルの時代」についての描写があった。

当時は「三高」という言葉が流行り、高学歴・高収入・高身長の男性がもてはやされたという。姉の本を借りて読んでは、煌々としたネオンに踊る、ギラギラしたバブル時代らしい言葉だな、と感じたのを麻耶は思い出す。

あれから時が過ぎ、ゆとりもさとりもミレニアル世代も、それぞれの価値観で存在するこの街。

けれど、ニューヨークぐらい人種がごった返し、異なる価値観や強烈な個性を認め合うような場所とは言えないこの東京で、26歳の自分が果たして「正しい男性選び」なんて出来るのか、と麻耶は途方に暮れてしまうのである。

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