マウンティングの虚像 Vol.6

不毛なマウンティングから抜け出すには、塩対応と哀れみの心を身に着けよ

―マウンティングとは霊長類に見られる、社会的序列の確認と自己顕示のための行為。

東京の女たちは今日も霊長類のごとく、笑顔の裏でマウンティングを繰り広げている。

だが、一部の女は気づき始めた。 マウンティングは、虚像でしかないことを。

果たして、その世界から抜け出した先には、どんな世界が広がっているのか。

マウンティング世界の向こう側を、覗いてみたくはないだろうか。

東京でそれぞれの価値観で生きる、大手出版社に勤める麻耶(26歳)、港区女子・カリナ(27歳)、マウンティングとは無縁な女・玲奈(26歳)の3人。

麻耶は、カリナ主催の食事会の前に自分の彼氏スペックにダメ出しされ、これまでにない精神疲労を味わい、激しく落ち込んでいた。


マウンティング合戦を経て気がついたこと。


麻耶は化粧直しに立ち、鏡に映る自分を見ているうちにあることに気がついた。

相手から激しいマウンティングを仕掛けられても、そこにうっかり対抗してしまう場合のみ、ドッと疲れるということに。

聞き流している時は「カリナって変わってる」と思って終わるのだが、自分のコンプレックスを......


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