マウンティングの虚像 Vol.7

女友達は自分の鏡。素直な友人が引き出してくれた、彼以外の男性への正直な気持ち

―マウンティングとは霊長類に見られる、社会的序列の確認と自己顕示のための行為。

東京の女たちは今日も霊長類のごとく、笑顔の裏でマウンティングを繰り広げている。

だが、一部の女は気づき始めた。 マウンティングは、虚像でしかないことを。

果たして、その世界から抜け出した先には、どんな世界が広がっているのか。

マウンティング世界の向こう側を、覗いてみたくはないだろうか。

東京でそれぞれの価値観で生きる、大手出版社に勤める麻耶(26歳)、港区女子・カリナ(27歳)、マウンティングとは無縁な女・玲奈(26歳)の3人。

麻耶は、彼氏スペックにダメ出しされ落ち込んだが、食事会では気持ちを切り替えマウンティングをブロックすることに成功。新たな出会いもあり、心境の変化が芽生えた。


所属するコミュニティがキモ?


26歳にもなって、まさか女友達のことでこんなに悩むことになるとは思わなかった、と麻耶はため息をついた。

そういうものなんじゃないの?と、姉のナオミが、5歳になる甥っ子にお菓子を差しだしながら答える。

「でもさ、そういう女同士のゴタゴタって、学生時代に全部終わらせてきた、っ......


この記事へのコメント

Pencilコメントする

コメントはまだありません。

【マウンティングの虚像】の記事一覧

もどる
すすむ

おすすめ記事

もどる
すすむ

東京カレンダーショッピング

もどる
すすむ

ロングヒット記事

もどる
すすむ
Appstore logo Googleplay logo