年収3,000万の夫 Vol.9

年収3,000万の夫:ゼロか100の勝負に挑んだ妻。年収500万の夫の夢と将来に賭けた想い

ー年収1,000万円では、都心で豊かな暮らしを求めることはできない。

結婚後も都心暮らしを視野に据える賢い女性なら、肌感覚として誰もが知っていること。

現実的には年収2,000万円以上あれば...そう考えつつ、年収3,000万円と聞けば浮き足立つ女がいる。

国税庁の「民間給与実態統計調査」から推計すると、年収3,000万以上を稼ぎだすのは、約500人に1人以下。人口の0.2%程度。

そんな経済的に恵まれた男性の妻の座を獲得したのは、一体どんな女たちなのだろうか。

その婚活戦略や結婚後の実態をお届けする。

これまでに、年収1,000万では暮らせないと嘆く真美、同期が偶然御曹司だった麻衣、慶應幼稚舎出身のエリート夫を特別枠で手に入れた典子、25歳までに夫を決めた里香などを紹介した。今週は?


【今週の年収3,000万の夫を持つ妻】

名前:香織(32歳)
夫の職業:飲食店経営(38歳)
夫の年収:3,600万
結婚前の職業:化粧品メーカー勤務
住まい:目黒

年収500万円・無一文の夫


香織の夫・健太は東京近郊に数店舗構える飲食店の経営者だ。サーフィンが趣味で綺麗に焼けた肌に高身長な彼は、度々雑誌に特集も組まれている。

その風貌と性格の良さで女性からも人気の高い健太。その妻である香織は、長い手足が際立つデニム姿で颯爽と登場した。

上質なオーバーサイズの白シャツ、手元にはカルティエのタンク。カバンはFENDIのピーカブー。定番を抑えながらも、トレンドも外していない。

まさに絵になる理想的な夫婦という二人が知り合ったのは、8年前に遡る。

今では大成功を収めている健太だが、出会った当時は大手飲食店に勤める一般的なサラリーマンだった。

「本当は、外資系や商社などもっと上を目指したかったのですが...。」

そう言いながら苦笑いする香織だが、健太の男気溢れる性格に惹かれ、当時化粧品メーカーで営業をしていた彼女は、彼と付き合う決意をする。

そして交際開始から2年が経った時、健太からプロポーズを受けた。


大好きな人からのプロポーズ


女性なら誰もが夢見る瞬間だろう。しかし香織の反応は違った。

当時の健太の年収は良く見積もって500万円。

しかも前からの夢だったという飲食店を開くため、結婚を機に仕事を辞めると言い始めた。

そして既に開業資金として銀行から借り入れもしており、まさに“無一文”の状態だった。

「この人と婚約したら、私の一生は苦労続きになる...。」

健太の夢は大きかったが、実際には何もなかった。

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