東京グラマラススカイ Vol.5

「Uber」があるから車は不要?ストレートな女の嫉妬より醜い、男同士の嫉妬

—社会からの目を気にして、自分の欲望を隠して生きる大人たちへー

子供の頃、思い描いていた夢は何だったのだろうか。

大人の階段を登るたびに見失う夢のカケラ。
代わりに手にいれるのは、周囲の視線を気にして何となく合わせる術。

今のままで本当に良いのだろうか?東京という大都会に住んでいながら、“欲はない”と言うほどカッコ悪いことはない。

無難が一番と思っていた翔太だが、アキに出会い、フェイク・シティー東京での様々な人間の欲に揉まれ始めた。そして友人・圭介の一言で高級車を購入したが...


東京を走り抜けていく真紅(まっか)なランボルギーニ


—何て俺はカッコいいんだろう。—


さっきから、街行く人がみんな自分を見ている。自分というより、車を見ているのは否めないが、心臓まで深く重く響いてくるこの大きなエンジン音を鳴らしながらけやき坂を走り抜けるこの快感は、“最高”の一言に尽きる。

「翔太さん、この車かっこいいですね〜❤」

隣に座っている優子の目が完全ハートマークになっている。それはそうだろう。こんなランボルギーニで都内を颯爽と走る抜けることができるのは、選ばれたごく一部の人だけだ。

「翔太さんって本当に素敵ですよね。」

女って、どうしてこんなに単純なのだろうか。良い家に住み、良い車に乗っているだけで熱い視線を送ってきて、勝手に惚れてくれる。その先に待ち受ける “結婚”という無意味な制度も想像しているに違いない。


—中身より、肩書きと所有物で男の価値を判断する東京の女たち。—


女を落とすことがこんなにも簡単だったとは...もっと早くに気がつけば良かった。

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