“中の上”の悲劇 Vol.12

専業主婦で夫の年収1,000万VS独身年収600万、どちらが幸せなの?“中の上”女の仁義なき戦い

「一億総中流社会」と言われる日本。

容姿、学歴、収入。全てにおいて「中流」の少し上に位置する人間は口を揃えてこう言う。

「上を見ればキリがないが、知らなければいい世界もある。」

この連載では”中の上”に位置する男女に起きた、さまざまな悲劇に迫る。

これまで登場したのは、メガバンクのエリート街道のはずが宇都宮に左遷された健介、、総合商社に行きたかったが、MARCH卒なので専門商社しか受からなかった英二など。今回登場するのは…?


IT企業勤務の由希、30歳。年末年始の憂鬱なイベントとは?


「この時期になると、少し憂鬱な気分になります。今の自分自身を振り返させる、あの日が近づいてきたんだって…。」

そう切り出したのは、IT企業でSEとして働く由希、30歳だ。年収は600万ほどで、笹塚にあるワンルームで一人暮らしをしていると言う。

化粧気のない顔にざっくりとしたセーターとジーンズという装いには、高校生のようなあどけなさが残る。飾らない、自然体な女性という印象だ。きちんと着飾れば、かなりの容姿の持ち主だろう。

根っからの理系である彼女は、恋愛においても友人関係においてもあっさりした関係を好み、女性ならではの喧嘩やマウンティングに「なるべく関わらないようにしてきた」らしい。

しかし、地元の友だちと集まる機会が多いこの時期に、彼女はいつも複雑な気分になると言う。

30歳ともなれば、結婚していたり転職していたり、ステータスは多種多様。彼女は、環境が異なる友人たちと会話を合わせるのに、少々お疲れ気味のようだ。

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