東京おでんの名店の逸品!出汁がしみた豆腐が乗った絶品ごはんが旨すぎる!

寒い季節に食べたくなるものの代表格「おでん」。数あるおでんの名店のなかから今回は『お多幸 新宿店』を紹介しよう。
たっぷりと出汁がしみ込んだ大根やはんぺん、たまごなどももちろん美味しいが、『お多幸 新宿店』で味わうべきはシメの「とうふ茶めし」だ!
豆腐を崩して、豪快に味わう「とうふ茶めし」とはどんなものなのか? そのおいしさの訳と、誕生秘話を聞いてきた!

訪れる人のほぼ全員がオーダーする名物「とうふ茶めし」(400円)

青ネギと七味のコントラストが食欲をそそる!

味が染み込んだおでんの豆腐がご飯に乗ってお出汁とかきこめば…たまらない!

『お多幸 新宿店』とは、大正12年創業の老舗おでん専門店。日本橋の本店から暖簾分けして誕生したお店で、日本橋本店とは経営が異なる。

元は「とうめし」という日本橋の本店がまかない料理からヒントを得て考案した料理であるが、本店からの許可を得て、新宿店としてアレンジしたものを「とうふ茶めし」として提供している。こちらはネギのシャキシャキした風味が絶品。

『お多幸 新宿店』では、茶めしの上におでんの出汁をかけ、その上に豆腐をまるごとのせ、青ネギをどっさりかけていだだくスタイル。好みで七味をかけて味わおう。

おでんとしても人気がある豆腐は、金・土曜には売り切れることもあるほど。早めの来店がベターだ。

「とうふ茶めし」のおいしさの決め手は、なんと言っても『お多幸 新宿店』が創業以来守り抜く関東風の出汁だろう。昆布とカツオベースの出汁に、砂糖醤油を加えたもので、時折加えられる鶏ガラ出汁のコクも感じられる。

また使用する豆腐にもこだわりがある。人形町にある明治40年創業の老舗豆腐店『双葉商店』から仕入れており、大豆そのものの甘さを楽しめる飽きの来ない美味しさが楽しめる。

そんなこだわりの「とうふ茶めし」は、豪快に、豆腐を崩してご飯と混ぜてから召し上がれ。出汁がたっぷりしみ込んだ、豆腐のおいしさと、アツアツの出汁、ネギのシャキシャキ感、その全てを一気に口へとかき込めば、寒さも吹き飛んでしまうはず。

具によって煮込む時間も異なり、大根は8時間も煮込まれる。

これぞ王道の「関東風おでん」!こだわりおでんも味わおう

カウンター席から眺められる、おでんがグツグツ煮える鍋を見て、食欲がそそられないはずがない。

出汁の美味しさの秘訣は企業秘密だが、ポイントとなっているのは同店オリジナルのブレンドの醤油と、時折継ぎ足される鶏ガラ出汁。それらが『お多幸 新宿店』の味を作り出している。

そんなこだわりの出汁がしみ込んだ、具はどれを食べても間違いない美味しさで、タネを選ぶのに迷ってしまう。そんな時におすすめの品を店長の村松氏に伺った。

(写真上から時計回りに)「昆布巻」(220円)、「ちくわぶ」(220円)、「こんにゃく」(170円)、「串うずらとみにトマト」(320円)、「豆腐」(170円)、「シュウマイ」(270円)、「大根」(220円)、「玉子」(170円)。

長時間じっくり煮込まれ、絶品出汁が染み込んだおでんは堪らない!

まずは8時間煮込まれる王道の「大根」(220円)。厚めに切られているが、するっと口から消えていくので、何個でも食べられてしまいそうである。

『お多幸 新宿店』の特徴的なメニューならば、「シュウマイ」(270円)がイチ押し。おでんに合うものを選び抜き、たっぷりと出汁をしみ込ませたシュウマイは、まさに新食感。一度は食べて欲しい逸品だ。

3年ほど前に考案したという「串うずらとミニトマト」(320円)もおすすめ。トマトのみだと、飽きてしまうためひと口で食べられるミニトマトを使用し、うずらと交互に味わうことで、新しいおでんのスタイルを提案している。

この記事へのコメント

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と当時に
2017/11/29 20:440

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