商社マン優作 Vol.14

商社マン優作 最終回:組織の中で頑張れサラリーマン。商社で生き残るために必要なコト

ー総合商社に入れば、人生、一生安泰で勝ち組。ー

東京において、商社マンというのは一見、社会的ステータスの高い、万能なカードに見える。

しかし、果たしてそれは事実なのか?

商社という舞台には、外部からは計り知れない様々な人間模様があり、出世レースに関する嫉妬と憎悪に満ちた縦社会のプライド合戦も繰り広げられている。

早稲田大学商学部卒業後、大手総合商社に入社した優作。彼の商社マン人生は、薔薇色なのか、それとも?

赴任先でバナナ・プリンスになった後、コネと欲望が渦巻く商社で、紆余曲折しながら商社マン人生を歩む。そして、遂に麻里子の子供の父親が明らかに...?


ずっと前から賽は投げられていた


「私の子供の父親、名前は言えないんですが、優作さんととても近い所にいる人です。とっても、近いところに...」

結局、麻里子の子供の父親の名前は明かされなかった。でも、麻里子が何かを伝えようとしていたことだけは分かった。

—近い人物って誰だろう...花澤さん?まさか、賢治?—

いや、さすがにそれはありえない。ブルッと身震いをする。さすがにそこまでは想像しすぎだろう。でも、何かが引っ掛かっていた。

デスクの上に置かれた社内誌に目を落とすと、花澤元部長が取締役になったと記載されていた。遂に、この時がやって来たか...これまでこの会社で頑張ってきたが、 昇進の道はここで閉ざされたようだ。部長代理まで上り詰めた自分を褒めてあげたい。

「あーぁ、結局ここまでか...」

独り言のようにつぶやいた時、荒木部長に不意に呼ばれた。

「おい優作、花澤取締役がお前のこと呼んでるから。一緒に行くぞ」

花澤さんが?一体、何の話なんだ...

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