青山ヒロム Vol.12

いよいよ明日で最終話!「青山ヒロム」全話総集編

第7話:"真夏の果実”を数えましょう?男たちの恋愛ポートフォリオ。

「ヒロム氏の、真夏の果実を数えましょうか。」

今朝は、虎ノ門でアポがあるという植木くんに誘われてアンダーズホテル『タヴァーン』で7時からのパワーモーニングだ。優子からせがまれて”モーニングトライ”を決めた結果、10分ほど遅刻したあの日に面接をした看護師を採用した結果、僕の仕事はかなり楽になった。

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第8話:元カノは、男にとって非常に危険な存在。バランスのとれた分散投資を?

毎日回診と病棟業務に追われ、飯もろくに食べれずトイレもままならない労働基準法完全無視の過酷な研修医の仕事の前に、慶子との関係は長くは続かなかった。

約束も何度ドタキャンしたことか。

最初は申し訳ないと思っていながらも、度重なる後ろめたさにごめんを言える器もなく、仕事のストレスに体力的な疲弊が重なれば、理解甲斐のない慶子へのこじれた苛立ちへと変化していった。

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第9話:若い女はバカだと思っていたけど・・・若い女の魅力に開眼した夜。

植木くんとの恋愛投資委員会で、「保留」のジャッジがなされた今、慶子との予定は満額回答が難しい。長い女友達の昇格判断は勇気がいる。「予定がある」と虚勢を張ってみたものの、特に予定がなかった僕は、花金の夜を、あまり難しいことを考えずに、気軽に会える女性を携帯から探した。

菜々緒や、遥...とも思ったが、それだと少し本気モードすぎる。もっと気軽な...そう思ったところで、ふと、23歳のもえのところで手が止まった。

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第10話:夏の終わりのアバンチュールの終焉。恋が終わるならせめて夏がいい?

金曜日の夜ハメを外して飲みすぎて、頭がガンガンしている僕だが、悪友の植木くんからの誘いでは、断れまい。

もえが置いていってくれたシジミの味噌汁を胃に流し込んで、指定された天王洲の『T.Y. Harbor』に向かった。席に通された僕は、いつの日かの赤坂の夜のデジャブかと思った。なぜならそこには、植木くんだけじゃなくて、女性が、菜々緒がいたからだ。

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第11話:混乱した愛情故に友情に戻れない…?男女問題はいつも面倒だ。

「ヒロムくん、夏終わっちゃうねぇ」

残りの駒、というか、最後の砦というか、高嶺の花というか。 つまり、僕にとって、遥は特別だった。ただ、気軽に誘うというよりは、誘うのに躊躇する斜め上の存在だ。

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