青山ヒロム Vol.7

青山ヒロム:"真夏の果実”を数えましょう?男たちの恋愛ポートフォリオ。

青山ヒロム。38歳。恵比寿で眼科を開業中。

これは、東京で咲き誇るゴージャスな女たちと、アンタッチャブルな男たちが繰り広げる、ファンタスティックで時にはHARD THINGSなLOVE AFFAIR。

今回は、虎ノ門での爽やかな朝から始まる。

今年の夏も折り返し地点!男たちの"真夏の果実"とは?


「ヒロム氏の、真夏の果実を数えましょうか。」

今朝は、虎ノ門でアポがあるという植木くんに誘われてアンダーズホテル『タヴァーン』で7時からのパワーモーニングだ。


優子からせがまれて”モーニングトライ”を決めた結果、10分ほど遅刻したあの日に面接をした看護師を採用した結果、僕の仕事はかなり楽になった。東京女子医大出身でまだ28歳と若いが、なかなかにしっかりしていて既に左腕としてワークしてくれている。

「真夏の果実ってなんだ?」

まだ朝7時であるにも関わらず、虎ノ門ヒルズの51階の『タヴァーン』の一面の窓からは、スコーンと抜けた真っ青な真夏の空が広がっていて、じりじりと照らす太陽が、今日も容赦なく眼下に広がるビル群を蒸らす。

「HARD THINGSを潜り抜けたヒロム氏がこの夏手にした甘い果実ですよ。桑田佳祐氏の名曲にかけた僕の造語です。」

あいかわらずの言葉遊びに笑いながら、そういえば、植木くんは広告代理店の営業マンだったことを思い出す。

「今年の夏も折り返し地点です。ここから、秋に持ち越すもの、夏に残すものの取捨選択をするのが、賢い男というものですよ。」

そういうと、植木くんは、「Wait a minute!」と手のひらで大袈裟な待てのポーズをして、ブッフェの一角に走っていくと、右手にメロンジュース、左手に、スイカジュースを持って戻って来た。(ちなみに、『タヴァーン』には、季節に応じて数種類のフレッシュジュースが用意されていて、かなり旨い。)

スイカジュースを僕に「どうぞ」と差し出すと、僕の真夏の果実をなぞり始めた。

【青山ヒロム】の記事一覧

もどる
すすむ

おすすめ記事

もどる
すすむ

東京カレンダーショッピング

もどる
すすむ

ロングヒット記事

もどる
すすむ