青山ヒロム Vol.9

青山ヒロム:若い女はバカだと思っていたけど・・・若い女の魅力に開眼した夜。

青山ヒロム。38歳。年収4,000万。恵比寿で眼科を開業中。

これは、東京で咲き誇るゴージャスな女たちと、アンタッチャブルな男たちが繰り広げる、ファンタスティックで時にはHARD THINGSなLOVE AFFAIR。

ヒロムは23歳から37歳まで、4人の女性で安定したポートフォリオを組んでそれなりに楽しんでいたが、男友達・植木くんからヒロムの心の平穏を脅かすと指摘された、女友達で元カノ32歳ホテル会社勤務「慶子」。

ヒロム自身も自覚があったのか、慶子から距離を取ろうとするが...

goodbye 慶子・・・

女友達&元カノ「慶子」の駒を捨てにいくヒロム?


「悪い。今日は予定があるんだ」

金曜日の夜に慶子から連絡がきた。

「おなかすいたんだけど、『サルーチェ』で冷たいパスタでも食べない?」

芋洗坂の途中にある『サルーチェ』は、代官山や小田原のリストランテで修業を積み、恵比寿の『ダルマット』では料理長も務めたオーナーシェフが腕を振るうパスタが旨いと評判のイタリアンだ。

ラストオーダーも遅いことから、六本木界隈で夜遅くにしっかりとした飯が食べたい時には、僕も使う馴染みの店である。普段の僕であれば、慶子からの誘いは、尻尾を振っていきたいところだが...

僕が断ると、慶子は、少し不機嫌そうに「あっそ。またね」と電話を切った。ツーツーと電話の切断音が響くと僕の心にも虚しさが広がった。


植木くんとの恋愛投資委員会で、「保留」のジャッジがなされた今、慶子との予定は満額回答が難しい。長い女友達の昇格判断は勇気がいる。「予定がある」と虚勢を張ってみたものの、特に予定がなかった僕は、花金の夜を、あまり難しいことを考えずに、気軽に会える女性を携帯から探した。

菜々緒や、遥...とも思ったが、それだと少し本気モードすぎる。もっと気軽な...そう思ったところで、ふと、23歳のもえのところで手が止まった。

もえは、渋谷で合コン中だったが「抜けていく」といった。

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