シンガポール大逆転 Vol.10

シンガポール大逆転:平凡な主婦から、セレブ妻へ格を上げた女。その理由は...?

28歳を過ぎた瞬間から市場価値が落ちていく。

東京婚活の暗黙のルールは30代婚活女子に取って非常に厳しい現実だ。

そんな東京の現実に耐えられず、留学(遊学?)という名の海外逃亡を図る東京女子は後を絶たない。旧昨今は、年齢関係なしに日本人というだけで市場価値が上がり、世界レベルの金持ちが集まるシンガポールが彼女たちのターゲットのようだ。

東京市場での敗戦が濃厚となった30代女性が、一発逆転を目指し、海を渡り必死に出会いを探す実例に迫る。

今までには、東京でもシンガポールでも敗北し、最終的に香港に渡った春香、セレブになりきれない彩乃、売れない三流モデルから大富豪の妻の座を獲得した美咲、日本では売れなくなったCAの里子、駐妻として現地で苦い思いをする英恵、生粋のお嬢様のリナ、東京にいられなくなりシンガポールへ逃げた加奈、SNS婚活漂流女子の幸子、イスラム教に改宗した直子を追った。

今回は...?


<今週のシンガポール大逆転女子>

名前:茜
年齢:33歳
渡星前の職業:大手保険会社
現在の職業:専業主婦
年収:0(夫の年収:約10億円)
出身:横浜
住まい:River valley
家賃:持ち家のコンドミニアム(約3億円)
趣味:和菓子作り


3年前に茜がシンガポールに来たのは、大手電子機器メーカーに勤める夫の隆文の駐在がきっかけだった。

二人は学生時代から長年コツコツと交際を重ね、夫の海外赴任がきっかけで結婚することになったという、ごく平凡で真面目な夫婦だった。茜ははっきり言って地味なタイプの女ではあったが、夫の半歩後ろを下がって歩くような最近では珍しい古風な大人しい性格をしていて、夫もそんな妻を大事にしているのがよく分かる、良い夫婦だったと思う。

しかしある事情から、当時夫婦は入籍をしていなかった。入籍予定日の前日に茜の父親が急逝し、せめて四十九日が明けるまでは入籍を控えた方が良いと夫婦も両家も結論を下したからだ。結婚式は済ませており同棲生活も長かった夫婦は、入籍が先延ばしになったことをさほど気にしてはいなかった。

駐在生活は別姓のまま始まったが、数か月後の年末年始にはどうせ東京へ一時帰国する。その時に入籍手続きをすればいいだけの話だ。いずれにせよ家族として力を合わせて生活するのに海外生活は幸先の良いスタートだと、当時の夫婦は希望に満ちていた。

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