シンガポール大逆転 Vol.2

シンガポール大逆転:自称Bランク女子がワンランクアップの結婚を実現。しかし...

28歳を過ぎた瞬間から市場価値が落ちていく。東京婚活の暗黙のルールは30代婚活女子に取って非常に厳しい現実だ。

そんな東京の現実に耐えられず、留学(遊学?)という名の海外逃亡を図る東京女子は後を絶たない。旧くはパリやニューヨークが人気であったが、昨今は、年齢関係なしに日本人というだけで市場価値が上がり、世界レベルの金持ちが集まるシンガポールが彼女たちのターゲットのようだ。

バブルのような高揚感と夢を見させてくれる男との出会いが溢れる国・シンガポール。

東京市場での敗戦が濃厚となった30代女性が、一発逆転を目指し、海を渡り必死に出会いを探す実例に迫る。

前回は東京でもシンガポールでも敗北し、最終的に香港に渡った春香を追った。


<今週のシンガポール大逆転女子>

名前:彩乃
年齢:31歳
渡星前の職業:歯科衛生士
現在の職業:専業主婦
年収:0円(旦那の推定年収2千万円 )
出身:東京都門前仲町
住まい:City Hall 近郊
家賃:約45万円
結婚歴:2年半
趣味:通行人の彼氏チェック

みんなシンガポールに来ればいいのに


開口一番に彩乃 はこう言い放った。

「日本に留まって婚活している意味が分からない」と。

日本では日本橋にある個人開業の歯医者で歯科衛生士をしていた。

日本橋という土地柄、近隣にオフィスがある大手外資系金融の男性が多く来客し、小柄で可愛らしい雰囲気の彼女は診療中の彼らからよく話しかけられたという。

しっかり稼ぎ、しっかり遊ぶ外資系金融の男性達は活気に満ち溢れていて魅力的で、その金銭感覚も好きだったが、あくまでもその診療場のみ。番号を聞かれることもなければそこから発展することは何もなかったのが現実だ。

どこにでもいる普通の子・彩乃。自分がBランクである自覚があった。


彩乃を一言で表すとしたらこの表現が正しいかもしれない。

顔も可愛らしく、性格も良いのだがこれと言った特徴も特になく、全てが平均点。学生時代も1番目立つグループにいると言うよりは、その1番目のグループに憧れつつ2番目のグループにいる女子。

「昔からずっと、Aランクのグループに入りたかったの。自分がBランクである事実からどうしても抜け出したかった。」

日本では門前仲町にある実家住まいで、学生時代から6年ほど付き合っていた日系メーカーに勤める彼氏がいた。相手は結婚も考えていたらしい。

彩乃も一時は結婚を考えたが、彼との結婚生活は「永遠のBランク」捺印を押される気がした。

自分がAランクに登り詰めるためには、「結婚」という最大の武器を使うしかないと自覚していた。

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