レストランで恋のシーソーゲーム(MAN) Vol.7

2015年ヒット小説総集編:レストランで恋のシーソーゲーム(MAN)全話

ネット企業のプロデューサー浩平と、同じくネット企業広報勤務の結衣がレストランで繰り広げる恋の駆け引き。勝つのは、ピュアな浩平か、100戦練磨の結衣か!?
男女の視点で繰り広げられる「レストランで恋のシーソーゲーム(MAN)」、浩平の物語を一挙総まとめ!

第1話:『東京土山人』で打つジャブ

「結衣ちゃん、こいつ浩平。俺の大学時代の後輩。インターネット企業でプロデューサーやってる。結衣ちゃんもインターネット企業勤務だっけ?」

「うん、私は広報。浩平さん、はじめまして。料理の取り分け、手伝いましょうか」

「いいよいいよ、レディーたちは待ってて!」

カッコつけて慌てて「レディーたち」などと口走ってしまった。
料理の準備を終え、彼女たちに取り分け、僕の元を去って行った後も、気が付けば僕は結衣を目で追っていた。

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第2話:2度のドタキャンからの『すだち』

—昨日はご馳走さまでした。お蕎麦で温かくなれましたね。また機会があればお願いします!—

翌日にはとても無難なメッセージが来ていた。スタンプの一つもない。

鈍感な僕だって、これは脈がなさそうだということはわかる。正直、あの1時間半ほどの間で盛り上がった会話と言えばレストランに関する話くらいだった。僕は食べるのが好きで、それなりにレストランを知っている方だと思っていたけど、結衣の知識量には敵わなかった。高級フレンチや高級割烹。若い女性が自腹で行ける店ではない。そこに男の影を感じずにはいられなかった。

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第3話:『Bar Rage』あまおうのミクソロジーカクテル

「この近くにミクソロジーカクテルを出すBARがあるんだ。今の季節だとあまおうが美味しいんじゃないかな。寄ってかない?」

最初のデートでは二軒目の誘いをあっさり断られて結衣に帰られた。しかし、僕はいつの日かのために入念に下調べをしており、BARに詳しい友人の村上にお勧めの店を聞いた。

「あの店の個室はいい。口説くときにはもってこいだ」

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第4話:嫉妬と諦めのミクソロジー

僕は一瞬だけその男と目を合わせ、壁面へと逸らした。そして結衣とその男の会話を聞くまいと、別のことを懸命に考えた。

ー「食事、美味しかったですね?また行きましょう?」 だと?ー

既に何度かデートしている間柄なのだろうか。早く消え去ってくれ。一刻も早く。たった3分の出来事だったが、気が遠くなるほど長い時間だった。梅雨時期以上の不快指数。だが、そんな態度を明らかにしてはならない。ここは我慢だ。僕は身も心も文字通り石となった。

第4話の続きはこちら

第5話:『レストランオカダ』で緻密な計算の上に出したジョーカー

デューデリジェンスが厳しい結衣のことだ、おそらくあの男の方が自分より好みだろう。

このままフェードアウトするつもりが、不意に結衣からの誘い。

二軒目の帰り道ではもう会うこともないかもしれないと思い、強引に手を繋いでみたりもした。気が付けば結衣から連絡が来て誘ってきたことははじめてだ。一度結論は下したはずだが、指が勝手に動いた。

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最終話:『ベポカ』で見えた、確信を持てる未来

その一件以来、結衣とは連絡を取っていない。大抵、ディナーの翌日は「ご馳走さまでした」などの御礼メールが来ていたものだが。彼女がいる男に興味はないか、それともあの外資系投資銀行の男と上手くいったか。彼女である葵(あおい)とのディナー中、LINEに通知があった。

—浩平くん、来週時間もらえないかな。返事待ってます—

葵の横顔を見ながらも、結衣からの連絡を少し喜んでしまう自分がいる。だが、これが最後の結衣とのデートかもしれない。そう思った。

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