前回までのあらすじ
食雑誌である『月刊東京ウォーキング』の編集者・高嶋葉子(35)は、この道10年目の中堅、未婚、彼氏アリ。誠実で愛すべき 年下彼氏である橘 京太郎(28)は、年収320万円。
2人は槇本梨沙の悪意あるひと言で互いに意地を張り合うことになってしまい、連絡しないまま京太郎は父親の会社に入社をすることを決め、実家に赴く。そこで京太郎は、父親が葉子にしたすべてのことを知る。
ようやく葉子への愛を再確認し急いで葉子の元へ向かっているとき、京太郎は交通事故にあってしまう。
前回:リアル働きマン葉子!なぜアラフォーは簡単に幸せになれないの……?
京太郎から最後に着信とLINEが来た土曜日、葉子はちょうど雑誌発売前の最終調整をしていて、気づくのが遅れた。色稿と呼ばれる、原稿と写真を流し込んだ最終稿を、取材したライターと校正担当者、そして掲載する店舗に送って最後のチェックをしてもらう作業に大わらわだったのだ。
色稿を印刷会......
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