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ニューヨーク恋愛物語~商社マン遥斗の場合~ Vol.10

NY駐在員はモテる!?明日で最終話!「ニューヨーク恋愛物語~商社マン遥斗の場合~」全話総集編

ニューヨーク。
眠らない街で、スマホを片手に恋を探す男がいた。

日本でも海外でも主流となったマッチングアプリはもちろん、最近流行っている「リアル」な出会いイベントにも顔を出す。

成瀬遥斗、28歳。総合商社勤務6年目。ニューヨーク駐在中。

その肩書もあって、マッチングアプリを開けば、メッセージは山のように届く。
しかし、出会いは星の数ほどあるが、本当に心を許せる“誰か”には、なかなか出会えない。

成功や出会いが次々と生まれるニューヨークで、遥斗の恋人探しの旅が始まる。

「ニューヨーク恋愛物語~商社マン遥斗の場合~」一挙に全話おさらい!

第1話:将来有望な28歳商社マンのプロポーズを、彼女が断ったワケ

正直、結婚は今すぐしたいとは思っていなかった。28歳で結婚するのは早い気がしたし、自分の時間もまだ欲しい。けれど美沙のことは好きだったし、別れたくないというのが本音。

「それで…美沙はどうしたい?俺はできれば続けたいし、別れたくない。結婚も考えてる」
「結婚?」

美沙が鋭い目を向ける。だが遥斗は美沙の表情に気が付かずに、続けた。

「まあ、今すぐじゃなくていいんだ。美沙だって仕事の都合があるだろうし。将来的に結婚を考えてるってこと。ただ、美沙がどうしたいのかが聞きたくて」

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第2話:「話したいことがあるの…」数回デートして、そろそろ付き合えると思っていた彼女から衝撃の告白が

マンハッタンのミッドタウンイーストにあるタワーマンションからは、煌めく夜景が広がっている。二人でワイングラスを手に乾杯し、ソファに並んで座る。いい雰囲気に包まれる中、マヤの瞳が真剣な色を帯びた。


「ハルトに言わないといけないことがあるの」
「ん?」

いつもの明るい彼女とは違う張り詰めた空気感に、遥斗はドキッとする。

― もしかして、告白か…?

遥斗が姿勢を正すと、言葉を探すように少し間を置き、マヤははっきりと告げた。

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第3話:「本気?それとも遊び?」アプリで出会った女性に、初デートで突然聞かれた男は…

「Hi, you must be Haruto!(あなたが遥斗ね)」
「Yes, nice to meet you, Allison.(はじめまして、アリソン)」

軽く挨拶を済ませ、コーヒーを頼むと、彼女はいきなり核心を突いてきた。

「So, tell me. Are you looking for something real, or just enjoying the New York dating scene?(あなたは本気の恋を探しているの?それとも遊び?)」

思ってもみない角度からの直球な質問に、遥斗は一瞬固まった。

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第4話:「何も持って来ていないの?」S級美女とのデート終わり、プレゼントを期待された男が出した正解とは?

― 早く食べたいんだけどな…。

遥斗はその間、手持ち無沙汰にただ眺めるしかなかった。けれど、その後は前回と同様に二人の時間を楽しんだ。

リンの強気で可愛い冗談を混ぜ込むスタイルの会話に、遥斗はすっかり翻弄されていく。そしてデートの終わり、リンが言った。

「今日は、私にプレゼントは何もないの?それとも楽しみは全部後に取ってあるの?(No goodies today, or are you just saving all the fun for later?)」

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第5話:上品なCAに翻弄された28歳商社マン。実は彼女が「お金目当て」だったと気付いた理由

次の日。取引先とミーティングの後、二宮に誘われ会社近くのカフェでコーヒーを飲むことにした。

仕事の話の後、いつものように二宮が切り込む。

「で、最近はどうなの?なんか遥斗、楽しそうだけど」
「そうですか?この間、二宮さんに呼ばれた日本人の集まりで出会った人と、いい感じなんです」
「え、もしかして…香澄ちゃん?」

遥斗が「はい」と答えると、二宮の顔が一瞬曇った。

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第6話:「何度デートを重ねても、恋人じゃない」海外の曖昧な関係に翻弄されるのは、女性だけじゃなかった

「久しぶり。最近集まりに顔出してないけど、まさか私を避けてるんじゃないわよね?それより莉乃ちゃんって子、覚えてる?先週遥斗と会って連絡先を教えて欲しいって言ってるんだけど、教えてもいい?」

送信者はギャル姐。文面からでも彼女の圧が伝わってくる。

「はい、大丈夫です。すみません、最近忙しくて。また今度参加します」
「まあいいわ。それより、うまくいったら報告してね」

莉乃とギャル姐が知り合いだったことも、彼女が連絡先を知りたいと思っていたことにも驚いた。その夜、莉乃からメッセージが。

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第7話:「結局、日本人がいい…」ニューヨークに住んでいても、あえて日本のアプリで出会う理由とは

「いや、でも僕は同時進行って好きじゃないんですよね。付き合う人は結婚を考えられる人がいいんで」

遥斗の答えに、ギャル姐は「やだ〜、かわいー、タイプ〜」とからかう。すると側で聞いていた20代前半の女性が話に入ってきた。

「え、莉乃さんといい感じなんですか?」
「いや、いい感じかどうかは…。それより、莉乃さんのこと知っているの?」
「もちろん、たまにですけど前はここに顔を出していましたよ。でもそれなら、もうここに住む日本人とは、しばらく付き合えないですね」

茶目っ気のある笑顔をする彼女に、遥斗は「え?」と返す。

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第8話:「家、行ってもいい?」デート中に女性からの思わぬ一言。嬉しいはずの彼が戸惑った理由

帰り道、遥斗は莉乃に無性に会いたくなった。どうしても声が聞きたい、と思い、電話をかけてみる。

3回のコール音の後、莉乃の透き通った声が耳に優しく響いた。

「遥斗くん?どうかした?」
「無性に会いたくて。声が聞きたくなった」
「え、何?酔ってる?」

驚いたように笑う莉乃だったが「いいよ、じゃあ今から会おっか」と優しく言った。

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第9話:「好きだけど、なんか合わない」バリキャリ女子と付き合って半年、28歳商社マンが感じた違和感とは

遥斗も朝は早いが、莉乃ほどではない。ただ、莉乃と違って夜が遅い。

昔よりは緩くなったと言われているが、それでも日を跨ぐことも少なくない。そのため、莉乃とはすれ違いの生活が続いていた。

会うのは基本的に週末。けれど、お互いに出張が入ったり、仕事や用事が入ることもあり、毎週会えるわけではない。

二人とも仕事や自分の時間を大事にしながら、会う時は付き合いたてのように甘い時間を過ごす。

そんな関係が、遥斗の理想だった。けれど、そううまくはいかなかった。

第9話の続きはこちら

ニューヨーク恋愛物語~商社マン遥斗の場合~

ニューヨーク。
眠らない街で、スマホを片手に恋を探す男がいた。

日本でも海外でも主流となったマッチングアプリはもちろん、最近流行っている「リアル」な出会いイベントにも顔を出す。

成瀬遥斗、28歳。総合商社勤務6年目。ニューヨーク駐在中。

その肩書もあって、マッチングアプリを開けば、メッセージは山のように届く。
しかし、出会いは星の数ほどあるが、本当に心を許せる“誰か”には、なかなか出会えない。

成功や出会いが次々と生まれるニューヨークで、遥斗の恋人探しの旅が始まる。

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