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ニューヨーク恋愛物語~商社マン遥斗の場合~ Vol.2

「話したいことがあるの…」数回デートして、そろそろ付き合えると思っていた彼女から衝撃の告白が

◆前回までのあらすじ

2年半付き合った彼女と別れてニューヨーク駐在に挑む商社マン成瀬遥斗(28)。マンハッタンで新しい出会いを求め、あるランニングサークルに参加することにした。

そこでマヤという女性と出会い…。

▶前回:「あなたとは結婚できない」将来有望な28歳商社マンのプロポーズを、バッサリと断った彼女の本音とは?


Vol.2 モデル・マヤとのデート


「Hey, nice run today.」

土曜日の朝9時。

セントラルパークの芝生でストレッチをしていると、軽やかな声が耳に届いた。顔を上げると、マヤが汗を拭いながら笑っている。

何度か同じランニングサークルで顔を合わせるうちに、自然と挨拶をするようになり、少し......


この記事へのコメント

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No Name
良いんじゃない、どう考えても合わな過ぎる相手だった訳だから。毎回ミシュラン高級店ではデート代もかなりかかる、そもそも親が望む結婚相手にはなれない。その前に、遥人は駐在員だからその内日本に帰る😆 カトリックになるんでしょって。
2025/11/12 05:2326
もしかして告白か?
って、デーティング文化(告白はない件含め) 少しは知っておけよとは思った。しかし初っ端から自己中と言うか色々と押し付けてくるワガママなカトリック女もキツい。
2025/11/12 05:5616Comment Icon1
No Name
アメリカ移住者です。現代のアメリカでは体の関係なしで結婚まで行くのは極めて難しいかもしれません。きちんと体の関係を持ってからでないと付き合い始める事すらできないと考えている男性も多いです。マヤ、その長身マッチョにセックスできないと伝えたら逃げられるでしょうね。アメリカのカトリック教徒を調査した結果、結婚前のセックスは道徳的に間違っていないと解釈する方が圧倒的に多かったとか。なので、マヤを尊重してくれる男性もかなり少ないかと思いますね。 せっかくニューヨークが舞台な話なのだから、いきなりポーランドからの移民を出さなくてもいいのにな…とさえ思ってしまいました。
2025/11/12 12:2814Comment Icon1
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ニューヨーク恋愛物語~商社マン遥斗の場合~

ニューヨーク。
眠らない街で、スマホを片手に恋を探す男がいた。

日本でも海外でも主流となったマッチングアプリはもちろん、最近流行っている「リアル」な出会いイベントにも顔を出す。

成瀬遥斗、28歳。総合商社勤務6年目。ニューヨーク駐在中。

その肩書もあって、マッチングアプリを開けば、メッセージは山のように届く。
しかし、出会いは星の数ほどあるが、本当に心を許せる“誰か”には、なかなか出会えない。

成功や出会いが次々と生まれるニューヨークで、遥斗の恋人探しの旅が始まる。

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