2025.03.19
艶やかな名店で、大切な相手とときめく時を過ごしたい。
最先端のレストランが、あなたの味方になってくれるはずだ。新しき美食との出合いに、心が躍る。
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リュクスなものだけで構成された、大人心をくすぐる美酒と美食の隠れ家
昨年秋、老舗フレンチレストラン『レストランひらまつ 広尾』の地下に、審美眼を持つ大人のための隠れ家『Le Club des Vins Hermitage』がひっそりと誕生した。
支配人の河野雅美さんとシェフの井上一輝さんのコンビでもてなしてくれるこちらの店では、河野さんが選ぶワインに合わせて井上さんが腕を振るう王道のフランス料理を、アラカルトで自由気ままに楽しめる。
磨き抜かれた料理と上質なワインを思いのままに
新鮮なオマール海老をレアに焼き、2種類のリッチなソースで仕上げる「オマール海老のロースト ポワヴロン・ナチュール 丸ごとローストした玉ねぎのピューレ仕立て」¥12,000(2名~)。
スペシャリテの「栗南瓜と鮑のアンサンブル 海の香りのジュレ」¥6,800。
1台に約2kgの紅玉を使う「昔ながらの紅玉のタルトタタン」¥3,300はクレームシャンティイと。
いずれもある夜のメニューの一例。
ワインセラーには『レストランひらまつ 広尾』の創業時から集められてきたフランスの銘醸ワイン約3,000本が出番を待つ。
また、グラスやテーブルウェアのラインナップも圧巻。オールドバカラ、イギリスのアンティークなどが惜しみなく使われている。
それらを筆頭に、空間を彩るアートや調度品など、ここで見るもの・触れるものすべてには“本物”の風格が漂う。
店名の“エルミタージュ”とは、フランス語で「隠れ家」の意。2軒目使いや、アフターシアターでも快く迎え入れてくれるから、時を忘れて夜更けまで愉悦に浸りたい。
外界から遮断された漆黒のダイニングで、イノベーティブなデザートと日本茶の世界に浸る
2022年に店を構えるや、デザートコースを供する既存のレストランとは一線を画した、発酵・加熱などを施したフルーツを使うデザート&日本茶のペアリングが話題に。
訪れる者を魅了するメニューでたちまち予約困難店となった『VERT』が、2024年11月に同じ神楽坂内で移転した。
店主の田中俊大さんは、六本木『ジャン・ジョルジュ東京』や上野毛にあるデザート専門店『ラトリエ・ア・マ・ファソン』のシェフ・パティシエを務めた後、独立。
日本茶の世界に魅せられたことから全国の茶葉農家を訪ね、その地でお茶を飲み、感じたことを自身のクリエイションに落とし込む。
また熱源として炭火を用いるなど、唯一無二の技法を探求している、10皿+9杯から成るコースのタイトルにある「茶湊流水」とは〈物事に執着せず、成り行きに身を任せる〉という意味を持つ「行雲流水」に由来する。
長年作り続けている珠玉のタルトタタンは、その比類ない構成と味わいに息を呑む
「ひらっち農園 紅玉 カカオパルプ Herb Stand 森のハーブ」は田中さんの代表作。
煮詰めた紅玉をカカオパルプのムースやぶどうの発酵液と構成。燻香をつけた和紅茶とともに供する。
「須山農園 西条柿」は、炭で焼き皮を剥いて一度冷やした柿を再び常温に戻したら、焼けた炭を上面に当ててキャラメリゼに。柿の昆布締めと赤味噌、焦がした皮とみりんで作ったソースを添える。
合わせるお茶はバニラやラベンダーの甘い香りを添えた「雲ノ南農園 釜炒り茶」。
メニューはいずれもコース¥23,000の一例。
運良く訪れることができたなら、ここでの体験に五感を委ねたい。
存分にふかひれを味わいたい日の最適解。変幻自在な8品が出迎える
中国料理でおなじみの高級食材といえば「フカヒレ」。
そのフカヒレをとことん味わい尽くして満腹になれる、驚愕の専門店が誕生した。
オーナーシェフの平野鉄夫さんは、フカヒレ料理の名店として知られる『筑紫樓』で研鑽を積んだ人物。
都内のシンガポール料理店などでも腕を磨いた後、2015年に地元である深沢で自身の店『東京夜市』をオープンしたが、ゲストからの「フカヒレを思う存分食べたい」という声に応えてリニューアル。
昨年10月に『ふかひれ専門店 鰭華』として、新たなスタートを切った。
フカヒレの中央部、繊維が長く食べ応えのある部分は「シャークブリアン」と名付けて鍋や焼きそばに、ゼラチン質の多い部分は「ひれミニョン」と称して餡掛けご飯に使うなど、フカヒレを知り尽くしているからこその使い分けも見事で、素材の魅力を味わい尽くせる。
「ふかひれ鍋(写真は2名分)」にはフカヒレのみならずエゾアワビも使われ、まさに高級食材の競演。
土鍋を使い、テーブルのすぐ横で平野さんが調理するプレゼンテーションもシズル感たっぷりだ。
「ふかひれ焼きそば」は、麺に相当する部分がフカヒレという世にも贅沢な逸品。
ウニのペーストと鶏卵と炒め合わせ、さらに新鮮な生ウニを添えて仕上げる唯一無二の逸品だ。
「口いっぱいにフカヒレ!」という類いまれなる体験をぜひ。
名店のDNAを受け継ぐ“からすみ蕎麦”を日本酒といただく、贅沢に浸る
広尾駅から外苑西通り沿いを歩いて1分ほど、ビルの2階に日本料理『つゞみ』はある。
暖簾をくぐり中に入ると、真新しい杉のカウンターがお目見え。木の温もりと無駄のないシンプルかつ、趣のある空間に一気に気持ちがほぐれる。
板場に立つ料理長の瀬崎直也さんは、蕎麦懐石で知られた『銀座神谷』などで腕を磨き、35歳で現職に就任。ここでも“旬の食材を使った日本料理と蕎麦”を主軸にしている。
系列店に金沢を本拠地とする鮨店を持つ同店は、のどぐろなど北陸の鮮魚の仕入れに強い。
コースで名物の蕎麦2種の他、北陸の海鮮をふんだんに味わえるのはそのためだ。
今の時季は加能ガニ、鯨の尾の身のタタキがオススメだという。
そして、訪れる大人たちを魅了しているのが、凌ぎとして供される「からすみ蕎麦」。
しなやかな歯応えの更科蕎麦を料理長自らが打つ。そんな蕎麦をつまみながら、日本酒をチビチビと。
これぞ、冬の贅沢と悦に入る大人たちの姿が目に浮かぶ。
独立15年目にして新たな城を構えたシェフの最新形に感性を刺激される
オーナーシェフの西岡英俊さんが最初に開いた店は新宿3丁目『チャイニーズタパスレンゲ』。その後、銀座7丁目『レンゲ エキュリオシティ』を経て、2024年11月、築地2丁目に『シノワズリ372』をオープンした。
店名にある“372”とは、3つの店の“丁目”を繋いだもの。集大成ともいえる店だからこその、ちょっとしたひとひねりだ。
シェフの技を眼前に臨むカウンターでの新しきチャイニーズに期待が膨らむ
華やかなインテリアも見どころ。
壁面にウィリアム・モリスの装飾性の高い壁紙があしらわれた一角があるなど、西岡さんの美的感覚に唸らされる。
主役の料理はといえば、オーセンティックな中にもイノベーティブな要素を加味した西岡さんならではのスタイルは揺るぎないが、基本のコースは品数をあえて抑えめに。
その分、その日おすすめの素材を使った一品料理を追加したり、〆の麺飯類を複数オーダーできるなどより自由度の高いスタイルへと進化している。
故に、早くも食べ慣れた大人で賑わっている。
「フカヒレのステーキ」は西岡さんいわく「高級エイヒレです(笑)」。
ヨシキリザメの尾ビレをあえてランダムに割って米粉を纏わせて焼き、クリスピーに仕上げる。卵白のソースと。
塩を使わず味を調える「金華ハムのコンソメラーメン」。
前菜の盛り合わせは四川風よだれ鶏、紹興酒ソースを添えたレバーパテ、和牛ホホ肉の豆豉煮込み、与論島のもずくなど9品。
いずれもコース¥15,000の一例。
一流の味を肩肘張らずにアラカルトで、が叶う粋な心遣いがうれしい新星
伊勢志摩「アマネム」の総料理長を筆頭に、世界的なラグジュアリーホテルブランドで辣腕を振るってきた日本料理人、稲葉正信さん。
2021年に構えた、自らの名を冠した『銀座 稲葉』に続く2店舗目を、2024年12月麻布台ヒルズにオープンした。
『麻布台 粋 稲葉』と題した新店では「いいものを少量ずつ楽しみたい」という銀座の店舗のゲストの声に応える形で、豊富なメニューから好きなものを好きなだけ味わえるアラカルトスタイルになっている。
「季節の天ぷら」¥1,800~。
写真はツメを添えた穴子と九条ネギ、れんこん。内容は時期によって変わる。
芹と香箱ガニのおひたし、やき鯖棒鮨、鮟鱇西京漬け、クリームチーズ麹漬け牡蠣のコンフィなどお酒が進む品々が並ぶ「酒肴盛り八寸」¥3,800。
老舗「服部中村養鼈場」で育ったスッポンを使った「焼きすっぽん」¥2,300。
スッポンの旨みを引き立てる照り焼きだれをかけ艶やかに仕上げる。
麻布台店ならではの“昼餉”は外せない!
また、銀座では今や数ヶ月待ちとなっている「朝食」を再構築し「昼餉」として提供。
昼夜とも、大人が楽しめる新たな試みに満ちている。
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